4月30日月曜日、今朝はアラームはかけなかったけど6:00に自然に目覚めたので、昨日走らなかった分ちょっと長めに15km朝ジョグしました。
夕方にも、ゆるめのビルドアップで14km+1kmジョグで15km走りました。
さて、続きです。
バイクから降車したら駆け足で1216番のラックに向かいました。
バイクを掛けて、ヘルメットをとって、バイク用のオークリーの度付きサングラスをラン用の度付きサングラスに替えました。
ラン専用サングラスというわけではなくて、オークリーより軽く小さく掛け心地がソフトで気に入ってるのだけど、バイクで使うと風を防ぎ切れず目が疲れるので、バイクとランで使い分けました。
しかし、ボクのオークリーは調光レンズだから昼夜兼用なんだけど、ランに使ったのは普通のサングラスだから、日没後は暗過ぎて見にくくなるので、明るいうちにフィニッシュするということが前提です。(佐渡では使えません(^^ゞ、皆生では使えると思う(^^ゞ、バラキンは微妙(^^ゞ)
バイクで走っている間、おしっこと大ちゃんを我慢していたので(^^ゞ、ランスタート前に出していこうと思ってトイレを探したら、ボクのバイクラックが一番奥だったのですぐ近くに仮設トイレが2基あったのですが、5~6人並んでいたので、待ち時間を短くするために、5本指ソックスとランシューズを持って列に並び、並んでいる間に履きました。
履き終わった頃にちょうど順番が回ってきました(^^ゞ。
かなり力んだんですけど大ちゃんは出ず(^^ゞ、しょうがないのでせっかく尻を出したのにおしっこだけ出してランスタートしました。
大ちゃんが硬くなるイリボーっていう薬をのんだせいかな。
走り始めの身体の重いこと重いこと(>_<)。
もう何度も経験しているから慣れたけど、こんな重い身体で42kmも走れるんやろか?っていつも不安になる。
だけど、2kmか遅くても3km我慢して走っていればす~っと軽くなってくるのがわかっているので、それまでは無理はせず抑え気味に走りました。
幸いなことに、宮古島はランスタート後にしばらく下りが続くので、これでずいぶん助けられていると思います。
走り始めてすぐに、尻がモコモコしているのに気付きました。
バイク中に股間が痛くならないように、パッドが薄くて小さいトライアスロン用のパンツの上に、パールイズミの一番分厚いパッドのサイクリングパンツを重ね履きしていたのを、ランスタート前に脱ぐのを忘れていました(^^ゞ。
あの薄っぺらいパッドのトラパンツで157km走る選手は凄い!と思いますね、尊敬する(^^ゞ。
イヤ、ホンマに尊敬する。
どんな股間してるんだか見せて欲しいぐらいです。
オレには絶対無理(>_<)。
たぶんオレと見た目は同じような毛むくじゃらの股間(爆)なんだろうと思うので、「それじゃ見せてあげよう」って言われて、フルチンになってお股を広げられても見たくないけど、どんな股間してるんやろ?
毎日タオルで乾布摩擦して鍛えているんやろか?
どうしたら痛くなくなるのか、誰か教えてください(^^ゞ。
2015年のIM北海道でも脱ぎ忘れて、そのまま42km走ったんですよ。
これだ。
そのまま走れないことはないけど、やっぱりモコモコして気になるし、暑い!
どうしよう?脱ぐのはいいけど、脱いだパンツをどうするよ?
エイドで捨てるのはもったいないよなぁ。
エイドで預かってもらうのは面倒かけるよなぁ。
頭に被って走る?
そんなことするぐらいなら履いたまま走る方がまだマシやんなぁ(^^ゞ。
あれこれ悩んだけど、結局、宮古島市役所の前のこの看板↓の後ろで脱いで、花壇に隠して(穴を掘って埋めたわけじゃなくて、置いただけですけど)おいて、帰りに(ランの帰りじゃなくて、レースが終わってホテルに帰る途中)回収しました(^^ゞ。
良かった良かった(^^ゞ。
前回(2016年)は気負い過ぎて最初っから飛ばし過ぎたので、今回は10kmまでは様子見だと思って抑え気味に走りました。
↓ラップタイムがかなり変動しているのは、上りがあったり下りがあったりしたのと、エイドで氷をもらってキャップに入れたり、コーラをもらって飲んだりしたせいかな。
3kmの5'30はパンツ脱いだ時かな(^^ゞ。
思ったとおりで、3kmも走ると身体の重さは徐々に感じなくなって、軽くはないけど↑これぐらいのペースならさほど無理をしなくても普通に走れるようになりました。
しかし、まだ先は長いので、10kmまでは抑え気味で走りました。
エイドでは水分と糖質補給を兼ねてコーラをもらって一口二口ほど飲みましたが、マラソン大会の時と同じように、できるだけ立ち止まらずに走りながら紙コップをとりました。
10km過ぎて、まだまだ調子良く走れていたので、予定通り少しペースを上げました。
12km過ぎで高校の同級生のモーニングさんに追いつきました。
このペースで走っていれば、どこかで追いつけるだろうとは思っていたけど、思ったより早くてビックリしました。
後で聞いたら、10kmでエネルギー切れで走れなくなってしまったらしいです。
いつものようにキャップのツバを下げて視界を狭くして走ることに集中しました。
3mほど前の地面だけを見て、目から脳様に余計な情報が伝わらないように、脳様が余計な情報処理で疲労しないようにしました。
だけど、全然前を見ないわけじゃなくてね、皆生でこうやって走ってて危うく思い切り電柱に衝突しそうになったことがあるので、(皆生のランコースは殆どが歩道ですからね)何秒かに一度はチラッ、チラッっと顔を上げて一瞬だけど前方確認しましたよ(^^ゞ。
約21kmで折り返してもまだまだ元気でした。
決して楽チンではなくて、当たり前だけど苦しいと言えば苦しいんだけど、まだなんとかこのペースを維持していけそうだっていう感じでした。
折り返しの手前で、先に折り返したご近所さんのKさんが声を掛けてくれたそうなんだけど、全然気付きませんでした。
フィニッシュ後に偶然彼に会ったら
「折り返しの前ですれ違ったときに声かけたけど、全然気付いてヘンかったやろ?一心不乱に走っとったわ。」
って言われました。
これはボクにとっては最高の誉め言葉です。
たしかに走ることに集中できていました。
↑25kmだけが特別遅いのは、壁のように立ちはだかる急な上り坂があるんですよ。
選手達の心をへし折るような急な壁、前回はここで全く足が出なくなってしまって歩いて上ったよなぁって思い出しながら、頑張り過ぎず、だけど歩かず、なんとか走って上り切りました。
90kcalぐらいのエナジージェルを4本持っていたので、ランスタートして間もなく1本飲んで、残りはだいたい10km毎ぐらいにエイドの直前で飲んで、エイドでゴミを捨ててコーラで流し込みました。
他にはバナナを一切れと、オレンジを4切れぐらいもらって食べたかな。
折り返した後、30kmまではなんとか大きな落ち込みはなく走れたのだけど、30kmからさらにペースを上げていく予定だったのが、ちょっとそれは厳しい状態でした。
あと12kmやん!
12kmなんて毎日2回走ってるほどの距離やん!
あそこまで往復したら12kmやん!(いつも走っている場所を思い浮かべて)
って思って、なんとかペースを維持しようとするんだけど、どんどん落ちていく。
30kmの計測ポイントを通過して、35kmのポイントも通過して残り約7km。
この辺りから何度か嘔吐しそうになって、吐くものなんて胃の中にないんだけど、走りながら「オエ~、オエ~。」って大きな音をたてて吐きそうになった。
イカン、脱水やな。
何度か経験してきたのですぐわかる(^^ゞ。
脱水が酷くなって走れなくなるのが先か、フィニッシュするのが先か、残り7kmならなんとかなるだろう?
ここから先はもう気力勝負の世界でしたね。
「ちょっと歩こうぜ、もう十分頑張ったやん!」と悪魔のささやき。
「アカンアカン、もうちょっとやん、歩くな走れ!」と強いオレ。
たぶん去年までのオレならズルズル歩いていたと思うけど、今回のオレは5秒ぐらいしか歩かなかった(爆)。←歩いたんや!
おーおー、歩いたわい!歩いて悪いか!走られヘンもんしょうがないやろが!(爆)
だけど、5秒ぐらい歩いて、
「わっ、何しとんや!こんなところで歩いとったらアカンがな!」
ってハッと気付いてすぐヨタヨタ走りました。
もうフラフラやったなぁ(>_<)。
残り5kmからは、フィニッシュまでの残りの距離が表示されるんですけど、残り5kmを過ぎて郊外の田舎道から街中に戻ってきてからの1km1kmの長いこと長いこと(>_<)。
残り4kmの表示はどこやどこや?まだか?距離間違えとるんちゃうんか?
残り3kmの表示がないがな、誰か持って逃げたんちゃうんか?
って疑いたくなるぐらいに遠く感じました(>_<)。
残り2km!
よっしゃ~、あと2kmや~って思うとちょっと元気になったけど、ず~っと上り坂(>_<)。
残り1km!
あと5分、あと5分頑張ったらもう走らなくてもエエんや!って思って、最後の力を振り絞ってラストスパート。
陸上競技場に入る直前の上り坂で一人抜いた。
その勢いを維持して競技場に入り、最初の直線を半分ぐらい速いペースで走ってから振り向いてみたら、追い上げてくる選手はいなかった。
前の選手ともかなり距離があった。
よし、競い合うのはこれで終わりだ。
ペースを落としてコーナーを回り、最後の直線へ。
フィニッシュテープが見えた。
ボクの名前を放送して紹介してくれているのが聞こえた。
徐々に近づいてくるストロングマンのフィニッシュゲート。
感動のフィニッシュ!
やったど~、4度目のストロングマンになれたぞ~!(^^)!。
完走メダルと完走タオルを掛けてもらって、完走Tシャツを受け取った。
モーニングさんの奥さんが話しかけてきてくれて、祝福してくれました。
ボクとモーニングさんとの関係には気付いていらっしゃらないようでホッとしました(爆)。
芝生に完走タオルを敷いて横になっていても嘔吐しそうなムカムカする感じが全くおさまらず、空腹で空腹で胃がキリキリ痛いんだけど、何にも食べられそうになくて、美味しそうに温かい沖縄そばを食う人達を羨ましく思いながら、水分ぐらいは補給しないといけないと思って、アクエリアスをもらってチビチビ飲みました。
結局、その夜はず~っと嘔吐しそうな感じがおさまらなくて、ほとんど何も食べられないまま寝ました。
モーニングさんの奥さんに撮ってもらった写真です。
これはまた違う人に撮ってもらいました。
初ストロングマンのモーニングさん、お疲れ様。
バイク返却時刻まで待って、3つのトランジションバッグをリュックに入れてヘッドライトを点けて、自走でホテルに帰りました。
市役所前で花壇に隠したレーパンを回収するのを忘れませんでしたよ(^^ゞ。
荷物の片付けと帰る準備は翌朝にすることにして、風呂に入ってさっさと寝ました。
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