IM北海道2015参戦記 その7 ラン

 T2会場に入って、降車ラインの手前でバイクシューズを履いたまま降車しました。
この日の夜にバイクを返却してもらうように予め手続きしておいた選手のバイクは、バイクラックの手前の方に掛けるので、スタッフの指示に従うようにと聞いていたのだけど、誰も指示も誘導もしてくれないものだから、

「今夜バイクを返してもらうことになっています、どこに掛ければいいですか~?」

とボクの方から走りながら聞いて、指示された場所に掛けました。

見えている選手は全員歩いていた(そんなこともないか?でも走っている選手は見なかったなぁ)けど、一人セコセコ走る走る(^^ゞ。
バイクをラックに掛けたら、T2バッグのテントまでセカセカ走る走る(^^ゞ。

T2バッグをとったらテント横のブルーシートに座って、バイクシューズ、ヘルメットを脱ぎ、5本指靴下とランシューズを履いた。
5本指靴下は、前日に丸一日履いて足のクセをしっかりつけておいたので、スルッっと簡単に履けた(^^ゞ。←こんなことまでする選手、他におるやろか(^^ゞ

T2バッグをスタッフに渡して走る走る(^^ゞ。

ここで、重ね履きしていたレーパンを脱ぐのを忘れてしまって、走り始めてすぐ気付いたんだけどもうどうしようもないので、重ね履きしたまま走りました。

脱いで頭にかぶって走ったら受けたかもしれないけどね~(^^ゞ。
お尻がちょっとモコモコしたけど、走りにくいっていうほどでもなかった。

エイドでレッドブルを飲んで、ゼリーを2つもらって両手に持ってランスタート。

道路に出るスロープを下り始めたところで、バイクで上ってきたmatsuさんがボクを見つけて声をかけてくれた。

「ぴよさん!」

「おー、matsuさん、マイペース!」

と叫んで擦れ違った。
しっかり走らないとランですぐに追いつかれそうだなと思った。

T2タイムは3:58!
これはかなり速いんでないかい?

昨年はT1とT2が同じ場所で、広い噴火記念公園にバイクラックや更衣テントがゆったり配置してあったから5:04かかったけど、今年のT2会場はコンパクトだったから走る距離が短かったせいかな。
それにしても、他の選手のブログを拝見すると、3:58というのはメチャクチャ速い(^^ゞ。
やった~、頑張った~(^^ゞ。
ランも速けりゃなお良かったんだけどなぁ~(>_<)。

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走り始めはやや下りだったのかな?
もう忘れかけてるけど、身体が重いながらもまあまあのペースで走り始めて、ちょっと速過ぎるかな?と思いながらも、特別無理している感じじゃなかったので、足が出るなりにこのペースで行こうと思って3kmほど走った。

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右折して未舗装の道に入った。
あ~、ここかぁ。
石ころを踏んで足首をひねったり、凸凹に躓いてこけないように気をつけながら走ったが、まあこれぐらいならちょっと走りにくいけど大したことないなぁと思ったのも束の間、とんでもない上り坂になった(>_<)。

なんやこれ、登山やん!
↓こういうコースだと事前にわかってはいたけど、実際の道を見るまではどの程度の傾斜か?ってのが今一つイメージがわかないですよね。

想像を遥かに超える急斜面で、完全に登山でしたね(^^ゞ。
大山登山に来たのか?って思った(爆)。

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ボクの前に見えていた4名の男性選手は早々と歩き始めた。
女性選手2名がボクを抜いて、前の4名も抜いて走り去った。
お~、凄い!
ボクはどんなにしんどくても歩かないということを一応信条にしているので(歩いたこともあるけど(^^ゞ)、女性選手を追うように走っていたのだけど、あっ、いかんっ、こんなの走れるわけねぇ!信条も時と場合による!と思って歩いちゃった(>_<)。

よく例えで、歩いても走っても変わらんようなスピードなんて言うけど、それでもやっぱり歩くよりはたとえノロノロでも走る方が速いもんだけど、あそこは変わらんかったなぁ(>_<)。

5km、9:18!
ガーミンを見て愕然とした。
きゅーふん!?
マラソンしてて1kmに9分って何やねん!

あ~もうサブ4なんて絶対無理~って思った。
あかんなぁ、弱っちぃなぁ。

その後、急坂を上り切って大きなアップダウンがなくなってからは一旦はまともなペースに戻った。
洞爺湖に向かう急な下りでは、大腿四頭筋の疲労が気になりはしたが、オレの四頭筋は大丈夫、これぐらいは平気なはずだと思って大股でガシガシ下った。

洞爺湖畔まで降りてきたら、まずは左折して洞爺湖畔を時計回りに走る。

そこで、ご近所さんであるKさんとすれ違った。
しっかりした足取りだった。
さすがにバラモンキングBタイプのエイジで表彰台に上がるような選手は強いなと思った。

折り返して、洞爺湖畔を反時計回りに走り始めた。
しばらくしてmatsuさんとすれ違った。

「マイペース!」
と声をかけた。

記録を見ると、26kmまではなんとか5分台で走っていたようだけど、その後は6分台に突入してしまって、エイドで立ち止まると7分台も珍しくなくなって、ガタガタのペースになってしまった。

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全身が酷い疲労感に包まれてしまって、足が出なくなり、走るのがイヤになってしまった。
悪いパターンだ。
だけど、そんなのみんな同じ。

どこかが痛いわけじゃないし心拍数は低い低い。
疲れているのはみんな同じで当たり前のこと。

走れない理由なんて何もない。
今回のランは精神的敗北と言わざるを得ない。


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↓これもmatsuさんの奥様が撮ってくださった写真です。
ありがとうございます。
フィニッシュ会場の万世閣に向かっているところ。
だけどそこでフィニッシュではなくて、万世閣のちょっと手前でUターンして、約6km走って、そこでまたUターンしてまた6km走ってここへ戻ってきてフィニッシュになる。

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残り約12km、行ってきまーす。
カメラの前では元気そうに振舞ったけど、もうヨレヨレでした(>_<)。

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これはフィニッシャーピクスの写真です。
カメラを意識してなければこんな感じ(^^ゞ。

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1周目を走っている時に、2周目の選手と大勢すれ違った。

オレは万世閣で引き返してまだ18km近くも走らないといけないのに、この選手達はあと6kmほどで終わりか。
エエなぁ。
なんとかあの選手達に紛れ込めないかなぁ?なんて思った。
そんなことできるわけないけど。

調子良く行ってて目標に手が届きそうな時は少々の苦難も乗り越えていけるけど、もうダメだ!と思っちゃうと全てがダメになる。
そこからもう一度盛り返してやろうなんていう気力は全くわいてこない。

なんて弱いんだろう。
何のためのトレーニングだったんだろう。
ノロノロでしか走れなくなって、大勢の選手に抜かれながら、情けなくて不甲斐なくてもうトライアスロンなんてやめようと思った。

25kmぐらいだったか、30台半ばぐらいの小柄な女性選手が、かなりの速度差で抜いていった。
お~、元気やなぁ、やるなぁ・・・・と思った。

しばらく走るとその選手がコース脇に蹲っていた。
あっ、さっきの選手や、大丈夫かな?

しばらくすると、その女性選手がまたかなりの速度差で抜いていって、しばらくするとまた蹲っていた。
そういうことが三度あった。

速過ぎるんじゃないの?もうちょっとペース配分を考えたらどうなんや?・・・・とその時は思ったが、後から思えば、あの時オレに足らなかったものはアレだと思った。

いつまで続けられるかわからなくても、走れる!と思ったら精一杯走る!
すぐ走れなくなって蹲ってしまうほどなのに、それでも走る!
彼女の気力がオレにはなかった。

ランのためにバイクは控えめに、ランでは調子をみながら無難なタイムでフィニッシュできるように抑え目に無難に無難に・・・・・。
最後の10kmほどだけは少し頑張ってそれなりに満足感を得て終わり。

そういう作戦が間違っているとは思わないけど、少なくともランではもっと走れたんじゃないか。

もうこれ以上は無理、これが限界・・・・と、自分で限界を作っていたんじゃないか。
これ以上しんどいことはしたくないと、脳が走らせなかったのだと思う。

限界は自分の脳が決める・・・・なんて時々聞くけど、まさにソレだったと思う。
まさに精神的敗北である。
肉体はもっともっと走れたはずだと思う。

サブ4は無理だったかもしれないけど、あと10分ぐらいは速く走れたのではないかと思う。

matsuさんに抜かれた時、

「追え!ついていけ!」

という声が聞こえた。
少しだけ着いていきかけたけど、あ~ムリムリ、こんなペースで走ったらフィニッシュできなくなっちゃう・・・・と思ってすぐにペースダウンしてしまった。

精神的敗北である。

しんどいことをするために北海道まで来たのだ。
しんどいしんどいことをして、思い切り出し切って、最後に笑えるように、そして大きな大きな達成感が得られるように、そのために来たはずなのに、出し切れなかった。

しんどさに耐えて、それを楽しむだけの精神力が足らなかった。
ゆる~い、楽~なトレーニングしかしてこなかったツケだ。

フィニッシュ後は、オレはトライアスロンには向いてない、もうやめようか?とちょっと思ったけど、悔しいのであと1年はやります。
鍛え直します。
悔しいという気持ちがあるってのがまだ救いかな。

もっと肩の力を抜いて、のんびり完走を目指すのもいいじゃないかとも思うし、いずれはそうなると思うけど、せめて孫ができるぐらいまではもうちょっと尖がっていたいと思う。


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これはお辞儀をしているところです(^^ゞ。
へたばっているわけではありません。
いや、へたばっています(>_<)。
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初ロングの2014年の宮古島や、目標を達成できた2014年のIM北海道や、2015年のバラモンキングのような感動はなかったけれど、取り敢えず事故なく無事に完走だけはできました。

しかし、記録がどうであれ、手を抜いたか出し切ったかは自分にはよくわかってること。
手抜きのレースの達成感は小さい。

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by piyopiyodesu | 2015-09-02 12:01 | アイアンマン北海道 | Comments(8)  

Commented by no1athlete at 2015-09-02 13:30
ぴよぴよさん。レポートお疲れ様でした!
僕も、あの激坂は歩きましたよ。走ったらハムが攣りそうになりましたからね(@_@)

ロングは体力より、精神力ですから。レース中は心の葛藤が何度も有りますよね。
疲れている時は、特にネガティブに考えがち。

きっと今のぴよぴよさんは体の芯まで疲れが溜まっています。
ロング3戦目ですから、体の芯に疲れを持ったままジャパンを迎えたんだと思います。
血液成分を含めた疲れは、ロングでは1ヶ月戻らないそうですよ。
これらは、自覚症状はないので。ロングあとは、しっかり休んでくださいね。
あと1年は…。と考えるのは疲れが溜まっている時の典型的な症状です。
しっかり休めば、また気持ちが変わりますよ。

今回は、お会いする機会がありませんでしたが。
またどこかの会場で、お会いできたら声をかけさせていただきますね。


Commented by ハル at 2015-09-02 15:08 x
本当にお疲れ様でした。
ランで誰もが見え隠れする弱い自分との戦い、真の限界(タイム)へ挑むか?安定(確実なゴール)を獲るか、そんな葛藤がよくわかるレポートでした。
そんなレポを読んで、「来年もう一回ロングに挑戦するか? いや、やっぱりきついからやめとこうか?」と葛藤している自分はレベル低いわーと思いましたσ(^◇^;)
Commented by piyopiyodesu at 2015-09-02 22:13
nolathleteさん、心配していただいてありがとうございます。
レース前に疲労はなかったと思っています。
あと1年はやると書きましたが、こんなおもしろいことやめません(^^ゞ。マンネリになってしまわないように、1年1年に区切りをつけて新鮮な気持ちで取り組んでいくつもりです。
神戸マラソンは当たりましたか?
Commented by piyopiyodesu at 2015-09-02 22:17
ハルさん、ありがとうございます。
レベル低いだなんてとんでもない!
来年のバラモンキングではAタイプに出て、共に大きな大きな達成感を手にいれましょう(^^ゞ。
Commented by shu at 2015-09-02 23:02 x
お疲れ様でした。
表情の変化が素敵ですね。
自分からしたら凄すぎです。
まずは完走で随分後ろを走ってた自分…> <
来年あったら、今年以上に頑張ります。
神戸マラソン、加古川マラソン多分ご一緒なので楽しみです。
お見かけしたら声かけさせてもらいますね。
Commented by piyopiyodesu at 2015-09-02 23:14
shuさん、ありがとうございます。
そして、完走おめでとうございます。
苦手だと仰ってたスイムはどうでしたか?(^^ゞ
神戸と加古川のマラソン大会に出られるんですか!
お~、それはすごい!
ぜひお会いしましょう!
Commented by モニオ at 2015-09-03 14:56 x
ぴよぴよさん、はじめまして。
アイアンマン完走おめでとうございます。
ぴよぴよさんのお気持ちがよく伝わってきて読んで感動しました!
私も今回初めてのロングなんとかギリギリ完走、しかしぴよぴよさんと同じく今は「もっとランで突っ込めたんではないか。。。?」という気持ちも。。。
ちなみに私はT2は3分39秒でした。靴下とシューズ持ってダッシュした事情がありましたが。。。^_^;

どこかでご一緒したらどうぞよろしくお願いします。
Commented by piyopiyodesu at 2015-09-03 21:50
モニオさん、コメントありがとうございます。
ボクと同い年じゃないですか!
しかも宿も同じ!
かわなみの廊下で擦れ違ったかもしれませんね(^^ゞ。
T2が3:39とは参りました~(^^ゞ。
裸足で走り始めて、ランスタートラインを通過してからソックスとシューズを履く奇策があるとは~(^^ゞ。
お疲れ様でした。
きつかったけど終わってみれば楽しい大会でしたね。
今後もよろしくお願いします。
またどこかで会えますよね。

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