4日で四国1周1000km その1
21日が偶然休みになったので、元々休みの20日から23日まで奇蹟的に4連休になりました。
滅多にない4連休だし、天気予報は4日とも晴れだったので、その時以来ぼんやり考えていた計画を実行することにしました。
四国1周です。
しかも今回はホテルや民宿を利用せずに、テント泊で行こうと決めました。
1日でどこまで走れるか自分でもわからなかったのと、宿を予約してしまうとそれだけで行動を制約されてしまうようでいやだったんですね。
もっと走りたいのに宿を予約しているから今日はここまで・・・・とか、疲れきっているのになんとか宿まで行かなくちゃ・・・・とか、そういうのがイヤだったんです。
まあなんだかんだ言っても、一番の理由は宿を調べて予約するのが面倒だったのと、安く上げたかっただけなんですけどね(^^ゞ。
テント設営場所は、やっぱりトイレぐらいはあった方がいいので、道の駅を予定していました。
鉄道の駅でもいいんだけど、田舎の駅のトイレはたいてい汚くてクモがいますからね。
クモ嫌いなんですよ(>_<)。
自転車で四国1周された方のブログをいくつか見ていると、1000kmに少し足りないぐらいの距離らしいということがわかってきました。
ルートラボで調べたらボクが選んだルートも1000kmにちょっと足りないかなぁっていう距離でした。
4日で1000kmは楽勝とまでは思いませんでしたが、特にトラブルがなければ十分走行可能な距離だと思いました。
1日200km以上はもう覚えていないぐらい何度も走っているし、2日で500kmも走ったし、1日300km以上も3度経験していますから、よほど想定外のことが起きない限りは完走できると自信を持っていました。
1日目に約250km、2日目も約250km、3日目はちょっと多めに300km、最終日は加古川まで帰ることを考えて200km走るつもりでいました。
ところが、実際に走ってみると、やっぱりそう簡単ではなかったんですよね。
荷物は重いし、雨は降ってくるし、尻は痛いし・・・・。
はたして完走できたのでしょうか~(^^ゞ。
さて、どんなルートを走るか?
ボクが選んだルートは四国の四隅を押さえるルートです。
四国1周と申すからには、四隅を制覇しなければ、1周とは言えまい!
戦国大名の長宗我部元親になった気分でそんな風に思いました。
ボクが言う四国の四隅とは・・・・
高松から時計周りで1周するとして、
まずは北東の隅、 鳴門ですね。
アワイチ(淡路島1周)をする時はかならず鳴門岬の先端まで行って鳴門海峡と鳴門市を見るのが恒例になっています。
今回は鳴門側から淡路島を見なきゃね。
次は南東の隅、 室戸岬です。
中岡の慎ちゃんに会わねば(^^ゞ
中岡慎太郎がどんな功績を残した人なのか、実はよく知らないんですけどね(^^ゞ。
高校で日本史を選択したけど、幕末から明治にかけては苦手なんです(>_<)。
そして、南西の隅、 足摺岬。
四国最南端の地を制覇するのじゃ!
最後は北西の隅、 佐田岬半島!
このやたらと細長い半島の先端まで我が領地とするのじゃ!
その後は北へ突き出した今治を通過して高松へ戻るルートを完全走破すると決めました!
もう決めちゃったんだもーん(^^ゞ。
やると決めたらやるんだもーん(^^ゞ。
19日の夜、仕事を終えて8時前に帰宅。
食事を済ませて最後の準備をしました。
持ち物を確認し、11時前に自走で加古川駅に向かいました。
神戸新港を午前1時に出港して、香川県の高松港に5時に着くジャンボフェリーに乗るために、加古川駅から三宮駅までは電車で移動です。
自宅から三宮までは何度か走っている道ですが、仕事の後で疲れているし、夜間走行は危険ですからね。
<加古川駅にて>
<JR神戸線の新快速電車にて>
三宮駅から神戸新港のジャンボフェリー乗り場までは2km足らずです。
フェリー料金は、大人片道1800円。
自転車は340円でしたが、輪行バッグに入れて手荷物にすると無料ということだったので、迷わずそうしました。
輪行バッグ被せるなんて5分とかからないもんね。
ういた340円で缶ビールを一本飲んじゃった(^^ゞ。
三宮までの電車代を入れても安いね。
高松には午前5時に着くので、ちょっと眠たいのを我慢すれば早朝から行動したい人にはなかなかいい移動手段ですよね。
少しだけリクライニングする椅子席と、横になれるカーペット敷きの大部屋がありました。
カーペット敷きの大部屋でモンベルのエア枕を膨らませて朝まで爆睡!
いや、一回トイレに起きたな。
オヤジはトイレが近くて困るんだよねぇ(^^ゞ。
デブ用の救命胴衣(^^ゞ。
トイレで自分の軽量化を済ませて(^^ゞ、高松港を5時半ごろに出発!
いよいよ四国1周の始まりです
国道11号線から分かれて、鳴門スカイラインに入るとこんな表示がありました。
目が回る~(@_@)。
わかりやすい表示だ!
小鳴門新橋は川のような狭い海の水路に架かる橋で、景色がきれいだったので写真を撮りました。
<北側の景色>
<南側にはたくさんの釣り客用筏が浮かんでいた>
しばらく走ると四方見展望台に着いた。
淡路島と大鳴門橋が見えてきた。
見覚えのある交差点に出た。
数年前に「大塚国際美術館」に来た時に通ったことのある道だ。
この美術館はなかなか素晴らしかったが、展示が多すぎて疲れちゃったことを覚えている。
中の軽食コーナーで食べたうどんは、
生涯食べた中で最高にまずかった
こともよく覚えている。
おじさんになると大切なことはすぐに忘れてしまうくせに、どうでもいいことはなかなか頭の記憶装置から消えていかないものなのだ(^^ゞ。
困ったものなのだ(^^ゞ。
そこからちょっと坂を登ると、鳴門公園に着いた。
こんなランドナーが止めてありました。
荷物満載のランドナー。
大きなフロアーポンプまで積んであった。
長い長い自転車旅になるとこんな大荷物になってしまうのも仕方ないのでしょう。
だけど、今のボクにはこういうのは興味ないなぁ。
重そうだよなぁ(^^ゞ。
(誤解しないでくださいね、ランドナーに大荷物を積んで旅することを否定したり悪口を言ってるわけじゃないですからね)
自分が将来どんなことに興味を持って、どんな風に変化していくのかはわからないけれど、今興味があるのは、ロードバイクのスピードと軽快感を損なわない程度の最低限の荷物を積んで、そこそこのスピードで移動していくことです。
旅というよりはスポーツの方に近いと思うけど、今はそういうことの方に惹かれます。
このランドナーのオーナーと話したかったけど、結局会いませんでした。
この橋の向こう側は淡路島です。
泳いで渡れるぐらいの距離に見えるけど、鳴門の渦に巻き込まれて間違いなく死にますね(^^ゞ。
この地図は鳴門の地形がわかりやすいですね。
<うどんが死ぬほどまずい大塚国際美術館>
うどん食うところじゃないんだけど、よっぽどまずかったんだなぁ(^^ゞ。
大鳴門橋がよく見えました。
国道55号線を室戸方面に向かう途中で牛丼を食べた。
食事はほとんどコンビニかスーパーで、パン、おにぎり、バナナを買って食べましたが、道の駅のレストランで一度、吉野家で2度だけはテーブルについてちゃんとしたものを食べました。
ボクを追い抜いていったこのカブに、次の道の駅で追いつきました。
運転していたのは69歳のおじさんで、埼玉県から鹿児島まで行く途中だと言ってました。
この旅の前には、北海道の稚内から九州まで日本海側を歩いて移動して、百何日かかかったと言ってました。
ひゃー、元気なおじさんだねぇ。
時速35kmぐらいでゆっくり走るとカブの燃費は60km/Lぐらいいくそうです。
タンクは3Lと小さいけど航続距離は200km近いそうです。
凄いねカブ!
ボクよりずっと燃費がいいな(^^ゞ。
今夜は何処で泊まるのか?と聞かれたので、室戸岬より少し先の道の駅「キラメッセ」でテント泊するつもりだと答えたら、オレもそこでテント張るかなぁなんて言ってました。
ボクがトイレから戻ってきたら、もうおじさんは出発した後だったのですが、途中の木陰で昼寝していたおじさんを抜きました(^^ゞ。
室戸岬までは結構遠かったなぁ。
今回の荷物については改めて書くつもりですが、荷物を積むためのシートポストキャリアや、カメラ2台にバッテリー7個、スマホやカメラの充電器まで持っていったので6kgを超えていたのではないかと思います。
最低限と言っても7.6kgの青空号と大差ないような荷物だから、平坦路を走っている時はそんなに気にならないんだけど、登りになるとやっぱり重かったですね。
ちょっとした坂でもすぐにスピードが落ちてしまいました。
遥か遠くのかなたに、室戸岬の側面らしき影がぼんやり霞んで見えるんだけど、ダラダラ登ってちょっと下ってダラダラ登ってちょっと下っての連続で、似たような景色ばかりで精神的に疲れましたね。
徳島県美波町の道の駅「日和佐」だったかな、ここを過ぎてからはコンビニもないし自販機すらない区間があって、ちょうど水がなくなったので、久しぶりに自販機を見つけた時は嬉しかったなぁ。
まあ、水道の水ぐらいなら民家でもガソリンスタンドでもくれるでしょうけどね。
室戸岬近くにこんな岩がありました。
室戸岬に到着~!
中岡慎太郎殿、ご無沙汰でござった~。
ここは、学生時代に高知の友人宅に遊びに行ってクルマで来たことがあります。
なんとか明るいうちに今夜の幕営地である道の駅「キラメッセ」に着きそうだ。
道の駅「キラメッセ」のレストランで鯨の竜田揚げ定食とミニうどんを食べて、生中を一杯飲みました。
かまぼこが鯨の形でしたよ。
1日目の走行距離です。
兵庫県内の走行距離が約7kmあるので、四国に上陸後は約242kmですね。
まあまあこんなもんでしょう。
楽勝です(^^)v。
荷物が重かった割にはまあまあのペースで走りましたよ。
夕食を食べてテントを張る場所を探していたら、昼間会ったカブのおじさんもボクを探していて、ばったり会ったんですよ。
おじさんもロードバイクに乗っていたことがあるけど、1日で120km走ったのが最高だったそうで、ボクのことを本当に240kmも走ってここまで来るのだろうか?と思っていたそうです。
ボクの方が先に着いていたようでした。
ヘッドライトを頭に付けて現れたボクを見てちょっと驚いていましたね。
仲良くテントを並べて張って、20分ほどおしゃべりしてから寝たんです。
おじさん!このブログを読んだらコメント書いてね!
駐車場の隅っこにテントを張りました。
このテントは山登りに使うツェルトと呼ばれる簡易テントで、300gぐらいしかないし上手にたたむと(これがなかなか難しいんだけど)350mlの缶ぐらいにコンパクトになるんです。
ツェルトについては後日改めて紹介しますね。
青空号が夜露や不意の雨に濡れないように、輪行バッグを被せました。
過保護かな?
いやいやこれだけこき使われているのだから、過保護ってことはないですよねー(^^ゞ。
軽量コンパクトなイスカのエアーマットレスに空気を吹き込んで膨らまして敷くと、なかなか快適な寝床の出来上がりです。
枕がないと寝られないので、これも軽量コンパクトなモンベルのエアー枕を使いました。
シュラフ(寝袋)はモンベルの#5のダウン(羽毛)で、山なら3シーズン使えます。
平地でこの時期なら暑いぐらいです。
狭いながらも楽しい我が家(^^ゞ。
お休みなさーい。
1日目の走行動画を編集してみました。
なんのオチもありませんが、よかったら見てくださいねー(^^ゞ。
こんなルートを走りました~。
続きが読みたいぞ!と思った方はポチっとしていただけたら嬉しいです。
ポチっとしてくれなくても書くんですけどね(^^ゞ。
by piyopiyodesu | 2012-09-25 08:10 | ロードバイク ロング | Comments(16)
エロ男爵……いやいや…エロ紳士ならではの力強さですね!!!
読んでいて吹き出すから、メッタな所では ブログを読めません(^^;;
そして、これが、お話されてたツェルトですね。これはよさそうです!
ちなみに、夫婦岩って、松山市にもありました。見えたかな?(*´ω`*)
ちなみに、若干、ネタバレになりますが、
僕の方でも、お会いした時の、記事を書いてみました。
駄文ですが、良かったら、どうぞ。(*´ω`*)
またコギコギさん達とアワイチの時にはご一緒させてくださいね。
続きを書きましたので読んでみてくださいね~(^^ゞ。
上りではすごく重く感じましたが、下りでは逆に速かったような気がします。
確かに、ツェルト+エアーマット 平らなアスファルト上なら快適ですね。今度やってみるか。
ドーム型テントみたいに自立しませんが、融通が効いていろんな張り方ができるのと軽さが魅力ですよね。
キャリアはサイクルベースあさひで買いました。安いけど重いのが難点です。
シートポストはシコイチの時だけアルミに換えて行きましたが、おそらくカーボンでも大丈夫だったのではないかと思います。
万一折れたら困るので、念のためにね(^^ゞ。
自分的には100kmで8時間もかかってしまう脚力なんで汗
100kmに8時間かかるなら、16時間で200km走れますね!って答えになってないですね(^^ゞ。
朝出かけて、一日中走り回って夕方帰って来るってことを繰り返していたら、そのうち200km走れるようになると思いますよ(^^ゞ。
腹が減る前にちゃんと食べてね。
がんばってくださいね~(^^ゞ。