御在所岳でアイスクライミング
ぴよぴよさん、珍しく最近の、というか、つい一昨日の出来事じゃないですか!
どうしたんですか?
そうなんですよー、いつも古いことばっかり書いてるので、たまには新しいことも書かねば!と思いましてね。
だけど、毎日遊んでいるわけじゃないので、新しいことばかりだとネタがないんですわー(爆)。
グリーンジャンボで1等当たったら、毎日遊んで暮らして、ブログのネタに事欠かないかなぁ。
さて、山友達でもありロードバイク友達でもある三重県のNさんと、鈴鹿山脈の人気の山、御在所岳(ございしょだけ)の奥又という所でアイスクライミングしてきました。
鈴鹿山脈は、最も高い山でも御池岳の1247mしかないんですけど、花で有名な山があったり、冬には胸まで埋まるぐらい雪深い山があったり、ロッククライミングが盛んな岩壁があったり・・・・と、変化に富んでいて登って楽しい山が多いんですよ。
中でも一番人気の御在所岳には、山頂まで上がれるロープウェイがあって、登山客だけでなく、家族やカップルで山頂付近にある散策路を散歩したり、大きな三脚に一眼レフのカメラを持って写真を撮ったりする人達でいつも賑わっているんです。
三重県で唯一のスキー場もあるんですよ。
これが、御在所ロープウェイ乗り場です。
ここのロープウェイのゴンドラは、定員10名ぐらいと小さめで、1分半間隔ぐらいでどんどん発車していくんです。
すぐ下に見えているのが湯ノ山温泉街で、遠くは鈴鹿市街かな?
実はよくわかってないんです(^^ゞ。
高度が上がるにつれてガス(霧)が濃くなっていき、すれ違うゴンドラがすぐに見えなくなっちゃいました。
山頂駅でロープウェイを降りて散策路を少し歩いたら、靴にアイゼンを着けてこんな雪道を下っていきました。
雨が降った後に気温が下がったので、雪は硬くしまっていて、アイゼンがザクザクと気持ちよく刺さって歩きやすかったです。
続いて、こんな急斜面をどんどん降りていきました。
帰りのことを考えるとちょっと気が重い。
遊びつかれた後の帰りの登りは、やっぱりしんどかったなぁ。
こんなツララがあっちこっちにできてました。
寒そう!
リュックの中のポンジュースがシャーベットになってたぐらいだから、氷点下3度かもうちょっと下がっていたかもしれませんね。(ポンジュース好きなんです(^^ゞ)
それでもね、ちゃんとそれなりのウェアを着込んでいれば案外寒くはないもんです。
靴下と手袋内にはミニカイロを貼っていたので、手足も冷たくありませんでした。
雪交じりの風が吹き付けてくるので、顔が一番冷たかったですが、念のためと思って持っていったバラクラバ(目出帽)やゴーグルが役に立ちました。
ボクが登っているところです。
氷壁の上にある岩壁に、ボルトでしっかり固定されたアンカーがあって、そこからロープを折り返してトップロープで登っているので、下でロープを持つビレイヤーに殺意がない限り(^^ゞ、絶対落下することはないんですよ。
だからね、パートナーと大喧嘩した後で登る時は、要注意なんです。
前回の湯川では、50mのロープを折り返して使ってもまだ余ってましたから、氷壁の高さは15mぐらいでしたが、奥又は50mのロープを2本つないでちょうどいいぐらいだったので、40m近い高さだったようです。
3グループが登りに来ていたので、ロープが重ならないように右、中央、左に仲良く分かれて登りました。
我々は左端のルートを繰り返し登って練習しました。
上からはひっきりなしに氷の破片が落ちてくるので、下でロープを持つビレイヤーは氷が当たらない安全な場所にいる必要があります。
握りこぶしぐらいの氷が当たっても結構な衝撃です。
だけど、足場に適した平坦な場所なんて殆どない所なので、猫の額ほどのやや平坦なところでビレイしなければいけませんでした。
人も荷物も滑って谷底に落ちてしまうような場所なので、必ずセルフビレイと言って、自分自身が落っこちてしまわないような命綱をつけるのが常識なんです。
と言っても、そのアンカーになるのはこんな低木しかありません。
もっと太い木があればベターなんですけど、この程度の細い木でも、枯れてなければ頼りになります。
スリングというループ状の丈夫な紐を木にくくって、
自分のハーネス(安全ベルト)につないだスリングをカラビナを介して引っ掛けます。
これで、うっかり足を滑らせても、「あーれー」と叫びながら谷底に落ちなくてすみますね。
荷物や使わない道具も、面倒がらずにこのスリングに掛けておかないと、誰かが蹴飛ばして落っこちてしまうかもしれませんからね。
離れた場所でおしっこする時も、必ず近くの木からセルフビレイをとっておかないと、アソコを出したままの恥ずかしい格好で谷底に落ちていくかもしれません(^^ゞ。
「お気の毒に・・・・ええ人やったのにね・・・・おしっこの最中に落ちはったんやね・・・・プッ」
と死んでから笑われないように、落ちる可能性がある場所ではいつでもセルフビレイをとるべきなんです。
大の時はなおさらですね(^^ゞ。
クライマーが万一落ちた時に備えて、下でロープを持つビレイヤーは、ただ手でロープを持つだけではなく(それはおそろしい)、確保器というロープを止める器具にロープを通して持ちます。
確保器は、ビレイヤーのハーネス(安全ベルト)にしっかり装着されているので、クライマーが落ちた衝撃でビレイヤーが転んでも、ロープから手を放さない限り、ロープがスルスル出ていくことはないんです。
ボクが愛用している確保器。トランゴのシンチです。
これのいいところは、ビレイヤーがうっかりロープを手放しても、必ずロープが止まるところなんです。
念のために、必ず少なくとも片方の手はロープを持っているようにしていますが、両手で鼻クソをほじっていても、余所見をしていても、美人クライマーに見とれていても、必ずロープは止まるようにできています。
このスリットの中にロープを通して使います。
こういう器具はよく落として失くすそうなので(ボクはまだ失くしたことないですけどね)、必ず一個は予備を持つのが普通です。
これは確保器でもあり、下降器でもあるATCガイドという器具です。
ロープを屈曲させることで発生する摩擦でロープを止めるので、絶対ロープから手を放してはいけないんです。
レンジャー隊員がロープにぶら下がってビルの壁を降りるような下降をする時にも使えます。
一番上まで登ったら、下にいるビレイヤーに合図をして、少しづつロープを出してもらって、氷壁を歩くようにして下まで降ります。
これは、Nさんが撮ってくれた動画なんですけど、最初、カメラを縦にしていたので、パソコンを横にするか顔を傾けて見てください。
降下中にバランスを崩してずっこけてますが、こんなことになっても安全だということを見ていただこうと思いまして・・・・・・。
御在所岳には、こんな奇岩が至る所にあります。
この指とーまれ!
雨の後だったので小さかったけど、樹氷がありましたよ。
Nさんと山に行った帰りには、たいてい温泉に入ってさっぱりして帰るのですが、この日は御在所岳の帰りにいつも利用する片岡温泉に入りました。
湯船のへりに並んで座って、
「ハムストリングが太くなってきたんですよー。」
「どれどれ、あーまだまだやな、オレの方が太いで」
「そうですか、あっ本当だ、ボクの方がまだ負けてますねー。」
などと言いながら、ニコニコ(ニヤニヤ)してお互いの太ももをナデナデし合ってる我々は、どう見ても怪しい2人だったことでしょう。
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by piyopiyodesu | 2012-02-28 12:44 | アイスクライミング | Comments(12)
これはどういう意味でしょう?
我々は仲良しですけど、中には本当に喧嘩しちゃう人達もいるようです。
相手を信じているからこそ喧嘩できるならいいのですが、信じてないから喧嘩になる相手とは一緒に登りたくないですね。
ビックリで~すぅ~御在所岳に来られてたんですね。
御在所岳には、住んでおりませんが(爆)
家の玄関を開けると御在所の山々が一望出来ます。
御在所のロープウェイまで、車で10分くらいです。
是非、三重県に来られる時は、ぴよぴよさんご一緒したいです。山登りではありませんよ。
鈴鹿スカイラインも4年ぶりくらいにやっと開通しましたので、春になったら三重県のNさんもご一緒にどうでしょう!?(^u^)よろしくお願い致します。
男はちょっと・・・・・(^^ゞ(^^ゞ。
鈴鹿スカイラインは数年前にクルマで一度だけ走ったことがあります。その時、ロードバイクに抜かれたのを覚えています。
ONIさんだったのかも(^^ゞ。
昨年は、御在所岳の藤内壁でロッククライミングしましたよ。
Nさんも誘って一緒に走れるように計画してみますね。
アイスクライミングも楽しいですよ!