2017年 11月 07日 ( 1 )

 

大歩危ダウンリバー

 激しい流れの瀬と瀬の間の流れがゆるいところをトロ場って呼ぶんですけど、大歩危はそのトロ場が長いので、水量が少ない日は時間がかかるし自力で漕いで進まないといけない時間が長くなるので、ラピス大歩危の下まで下らずに途中で上がるショートコースのパターンが幾つかあるんですけど、5日は台風21号と22号で雨が降った影響がまだ残っていたのか、この時期としては水量が多く、トロ場もそこそこ流れていたからロングコースになりました。
この吉野川の上流に、『四国の水瓶』と言われる早明浦(さめうら)ダムっていう確か西日本最大のダムがあって、そこからの放水量で川の水量はほぼ決まってしまうんですね。
貯水量が減ると放水量を少なくして、満水に近いとじゃんじゃん流すので、放水量次第で川の状況は全く変わってきます。



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 だいたいの瀬には、地名や、その瀬の特徴や、過去にそこで起きたハプニング等にちなんだ名前が付いていますが、ボクは大きな瀬の名前は知っているけど、小さな瀬までは知りません(^^ゞ。 ←聞いてもす~ぐ忘れちゃう(^^ゞ

落ち込みが三つあるから『三段の瀬』、高知県と徳島県の県境付近にあるから『国境の瀬』、鉄橋の近くにあるから『鉄橋の瀬』、岩原っていう場所にあるから岩原の瀬、最後が滝のように落差のある落ち込みになってるから『大滝』、岸に上がって昼飯を食べることが多かったから『昼飯の瀬』、昔、Aさんが肩を脱臼したことがあるから『Aちゃんの瀬』なんて名前が付いてるわけです(^^ゞ。

これはスタートしてすぐの『豊永の瀬』です↓。
Kさん、写真をたくさん撮ってくれてありがとうございます!
短いトロ場を挟んで二つ長い瀬があるので、豊永上の瀬、下の瀬って呼ばれている上の瀬の方です。
黄色いカヤックで上流側を向いて止まっているのがボクです。

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水の流れは一様ではなく、速く流れる流芯、その中でも流れが落ち込んで滝壺状にくぼんでいるホールと呼ばれるところ、落ちた水が沸き立つように盛り上がって、水の壁のようなバックウォッシュになっているところ、岸に近い場所や流れを遮る大岩の下側にできる流れが殆どないところ(これをエディと呼びます)や、下流から上流に流れる反転流になっているところや、底から湧き上がってくるようなボイルになっているところ等が複雑に入り組んでいろいろあるので、自分の技量に合わせて自由にコース取りを楽しむのが面白いところなんですね~(^^ゞ。

カヤックが上流に向いた状態で、流れを横切ることをフェリーグライドとか、省略してフェリーって言うんですけど、上手な人ほどあっちのエディ、こっちのエディと寄り道して、途中のウェーブでサーフィンしたりしてなかなか下りてこないんです。
かなり速い流れでも、その中の流れの強弱を読んで巧みなパドルさばきとパワーでもってスイスイスイと横切って、反対岸のエディにしゅっと入ってまた反対岸のエディをキャッチするって感じで、瀬を楽しむことができるんですね。
これぞホワイトウォーターダウンリバーの醍醐味っていう感じ(^^ゞ。

白く泡立つ激しい流れをホワイトウォーター、青く澄んだゆるやかな流れをブルーウォーターって言います。

初心者は流芯を一気にだ~って下って終わり(^^ゞ。
ボクは、かつてはカヤックスラローム競技で兵庫県チャンピオンになったぐらいですから(^^ゞ、昔はそこそこ人並み程度には漕げてたんですけどね、今はもうダメ(^^ゞ。
なんだかさりげなく自慢してるみたいだけどさ(^^ゞ、実は自慢してるんです(爆)。
後にも先にも何かの大会で優勝したなんてこれだけですから、出場選手が6人だけだったってことは聞かなかったことにしてさ、黙って読んでよね(爆)。

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関西から来た5人の別のグループが追いついてきて、その中の一人はSUPでした(@_@)。
昔のカヤック仲間のMさんでした(^^ゞ。
MさんがSUPで大歩危を下ることがあるってのは聞いてたけど、この日に会えるなんて(^^ゞ。
SUPって、流れが無い穏やかな海か湖で乗るものだと思っていたので初めて見てビックリしました。

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↓パドルで顔が隠れているけどボクです(^^ゞ。
20年以上前に買ったボクのウェアは秋までが限界なので、ちょっと寒くて、できるだけ沈(ちん、転覆すること)しないように下りました。
難易度の高いコースをヒーローコース、易しいコースをチキンコースなんて言うんですけど(あんまり言わねぇな(^^ゞ)、この日はもうチキンチキン(^^ゞ。
沈してもロールして起きりゃいいんだけど、ひっくり返ると冷たいし、まだこのカヤックでロールしたことないから上手くできるかどうかわかんねぇしさ(^^ゞ、ロールに失敗して脱艇して泳いだりしたら冷たいわカッコ悪いわでエエことねぇからな、チキンで悪かったな!(^^ゞ

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最初の大きな瀬、三段の瀬の前で、Kさんが「見る?」(下りて下見するか?ってこと)って聞いてくれたんだけど、半ズボンのショートジョンっていうウェットスーツだったから下りると寒い(カヤックの中は温室みたいなもんだから案外暖かい)し、面倒だから断って突撃(^^ゞ。
そういう場合、決して先頭では下らない(^^ゞ。
何人かが先に下るのを見ておおよそのライン取りを決めます。
尻の半分は水面下にあるぐらいの視線の高さだから、かなり近づくまで瀬の状態がわからないんですよね。
もう何十回も下っている瀬だからだいたい覚えているんだけど、久し振りだし沈したくないからチキンコースをとらないとね(^^ゞ。

近づくにつれてゴーゴーと瀬音が大きくなる。
前の人がストンと落ちて急に見えなくなる(^^ゞ。
あ~、あそこは落ちてるな。
瀬に近づいて・・・・・見えた。
右に中ホール、左に小ホール。 ←コンサート会場か!
間は滑り台。
よし、あそこだ。
滑り台を下ったところにバックウォッシュの大きな水の壁。
びびって後傾して漕ぐ手が止まると簡単にひっくり返される。
前傾姿勢を保ってしっかり漕いで頭から水の壁に突っ込む。
クリアー!
その先にまた中ホール。
やや右にコース修正してホールの端をかすめてクリア!
流れを斜めに横切り、右のエディをキャッチして一息つく。
とまぁ、こんな感じですかね~(^^ゞ。

↓後ろがボクです。
左側に沈しそうになってリカバリーの漕ぎをいれているところ(^^ゞ。
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大きなホールの左端をかすめるように通過したつもりが、バックウォッシュにバウ(カヤックの前部)を持ち上げられて、スターン(後部)のデッキに水を被って半立ちになっているところ(^^ゞ。
これぐらいではビビりませんよ~(^^ゞ。
ビビッて後傾したらバク転させられてもみくちゃになるところです(^^ゞ。

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ホールに捕まらなくって良かったぁ~(^^ゞ。

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沈した時に鼻に水が入ってドタマがキ~ンってならないように、シンクロ用のノーズクリップを着けてます。

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SUPのMさん達のグループが、日当たりの良い河原で昼食を食べてました。
我々はもう少し下流で食べました。
防水バッグに、各自、コンビニおにぎりやカップ麺なんかを入れて持って来てました。
ボクはどら焼き2個と、ウイグルで買った安いエナジーバーを1本食べました。
イオンのスポーツドリンクパウダーと粉飴で作ったドリンクをチビチビ飲んでたせいか、あんまりお腹が空きませんでした。
まっ、そんなことはどうでもいいですね。

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ブルーウォーター。
台風の後だったせいか、水がすごく綺麗で透明度が高かったです。
渓谷が深いので、2時頃には日陰になる場所が多くて寒かったです。
冷たい風が吹いていて気温が低く、水の方が暖かかったので、指がかじかんだら水に浸けて暖めてました。

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あ~、楽しかったぁ。
やっぱり川下りはおもしろいね。
だけど、冬に漕ぐ元気はもうないし、漕ぐなら冬用のウェアを買わないといけないので、次は来年の夏だな(^^ゞ。
春はまだ水がチベタイから、夏秋専門で行こう~!
新しい(中古だけど)カヤック、プリヨンのカーブは、デカイだけあって安定が良く、ちょっと重いから船足は遅いけど旋回性能も高く安心して下れました。
買って良かったのだ(^^ゞ。



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by piyopiyodesu | 2017-11-07 22:38 | アウトドアー | Comments(0)