2013年 03月 20日 ( 1 )

 

力不足でした

 前回の続きです。

反時計回りで淡路島2周目に突入しました。

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ジェノバラインの最終便までには10時間近くあり、おそらく最終便の一つ前のフネに乗れるだろうと思っていました。
最悪でも最終便には間に合うと信じていました。

1周目は速めのペースで走ったので、2周目は回復走のつもりでゆっくり走っても十分間に合うつもりだったのです。

反時計回りでは2度走ったことがあるので、コースはよくわかっているつもりでした。

わかっているつもりって?反対に走るだけのことで同じ道じゃないか!と思われるかもしれませんが、時計回りと半時計周りでは随分違った印象を受けるんです。

当たり前だけど、景色も違えば坂も違う。

風等の影響を考えなければ、反時計回りの方が若干きついのではないか?と思うんです。

始めのうちは思ったとおり追い風だったんです。
すれ違う岩屋方面に向かう大勢のサイクリスト達は、向かい風でしんどそうでした。
漁船の旗がボクの進行方向にはためいていました。

ところがですね、西海岸のサンセットラインを南へ走るにつれて状況が変わってきました。

翌日は低気圧が接近して荒れる天気予報だったんですね。
予報より早く低気圧の影響が出始めたのか、思ってもいなかった南からの強い風が吹き始めました。

すれ違う人達の方が追い風に押されて、ボクの方は向かい風(>_<)。
やっぱり素直に時計回りに走った方が良かったかな?と思ってももう遅いです。

淡路島の風を読むのは難しいです。
天気予報はだいたい当たりますが、風予報はたいてい当たりません。

もうしょうがない、東海岸で追い風になることに期待して走り続けるしかありません。

230kmを過ぎた頃でしょうか、それまでは向かい風ながらもまだまだ元気に走っていたのですが、急にペースが上がらなくなってきました。
ハンガーノックではありませんでした。

脚はまだ大丈夫なんだけど、吐き気がしてきてどうしてもペースが上がらないんですよね。
吐くようなものは胃に入ってないんだけど、時々嘔吐しそうになりました。

鳴門岬や大鳴門橋が見え始める福良の手前の峠道では、風がもの凄く強くなり、横からの突風にあおられてフラつくことも何度もありました。

ムカムカして空オエを繰り返しながら、向かい風に立ち向かってなんとか坂を上りましたが、この坂を上り切った所で、たまらず道端で座り込んでしまいました。

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下りでもいつもはペダルを回すのですが、もうそんな元気は残っていませんでした。
少しでも体を休ませようと、惰性で下るのみ。

残念だけど鳴門岬の先端と大鳴門橋記念館に行くのは諦めて、福良を目指すしかありませんでした。
あ~あ、館子のヤツ、また怒るだろうなぁ(^^ゞ。

余裕で2周目に突入したはずだったのに、思いがけない向かい風と体調不良(疲れたのかなぁ)でペースはガタ落ち。
時速20kmがなかなか出せない状態でした。

寄り道している余裕はなくなり、最終便までに岩屋へ戻ることを一番に考えないといけなくなってしまったのです。

福良のローソンで、栄養ドリンク味のドリンクゼリーはやめてカロリーはちょっと低いけどバナナ味のドリンクゼリーを2個買ってボトルに入れました。
何か固形物を食べないと足らないと思ったのですが、食べたら吐きそうだったのでバナナを1本買って食べました。

ホテルニューアワジの絶景ポイントももちろんパス。

よたよたと走り続けました。
平地で時速15kmを切るぐらいになってしまった。

灘大川の急坂を下り、南淡路水仙ラインと呼ばれる海沿いの道に出ました。
期待していた追い風ではなく、弱いけど向かい風に感じました。

残り5時間ほどで70kmぐらいだったでしょうか。

元気なら5時間あれば余裕で100km走れるはずなのに、その時は僅か70kmを走れる自信が全くありませんでした。
疲労困憊していました。

辺りは夜の闇に包まれようとしていました。
目の前には延々と続く道。
その先には水仙郷の峠が待っています。
雨がポツポツ落ちてきていました。

せめて洲本まで行きたい。
だけどこれ以上走ったら熱が出るんちゃうか?
明日の仕事に支障が出たらまずい。
真っ暗な水仙郷で何かトラブルが起きたらどうする?
携帯が圏外かもしれない。

バイクを止めてしばらくあれこれ考えました。

ダメです。
一旦弱気な思考に陥ってしまったら、もう立て直すだけの体力気力は残っていませんでした。

今日はここまでだな、仕切り直そう。

すぐ近くにあったハダ商店さんの明かりが心強く思えました。
こんな所にこんな店があったんだ。
今まで気づきませんでした。
昼間は分からなかったけど、夜になると明かりのせいでお店の存在がよくわかりました。

洲本のファミリーマートから福良のローソンまで補給ポイントはないと思っていましたが、パンや飲み物を売っているこんなお店があったんだ。

そこで最寄りのタクシー会社をおしえてもらって電話しました。

ハダ商店で
「どうしました?自転車のトラブルですか?」
と聞かれたので、
「淡路島を2周する途中で力尽きました。」
と答えたら、目を見開いてしばらくボクを凝視した後で、そんなに笑わんでもええやろ!っていうぐらい大笑いされちゃったよ。

ボクも一緒になって笑っちゃいましたけどね。

いいのさ、冒険の無い人生なんてつまらないのさ。
挫折の向こう側に栄光が待っているのだよ。
負け惜しみ(T_T)。

食べられないのはわかっていたけどお礼代わりにパンを二つ買って、古新聞をもらいました。
タクシーの座席を汚さないように、新聞紙でチェーンとギアを覆って自動販売機の前でタクシーを待ちました。

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あまりのふがいなさに泣けてきました。
オレってこの程度だったんだ。
これが現実か。
もう長距離走るのは止めよう。
こんなにしんどいこともうしたくない!
200kmまでぐらいを楽しく走る程度にしておこう。

その時は本当にそう思いましたね。

273kmで力尽きました。
恐るべし淡路島子!

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ケイデンスもガタ落ちやなぁ。
元気な時ほどよく回るので、ケイデンスで疲労の程度がわかりますね。
疲れてくると回せなくなる。

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タクシーに乗ったのが島の南端に近いぐらいの場所で、岩屋は北端。
タクシー代が15000円もかかってしまった(>_<)。

これでも20000円ぐらいのをまけてくれたのだ。

ケチじゃないけど倹約家のボクにとっては痛い出費だったなぁ。

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雨が降っていたこともあったけど、明石港に着いても全く自走する気は起こらず、またタクシーで帰った。
8000円もかかっちまったよ。

悔しい。

悔しい。

悔しい。

悔しい。

悔しい。

悔しい。

悔しい。

今の気持ちをレインボーカラーで表現してみました。

このままでは終われない!
今に見ておれ!

ポチっとしていただけたらまた頑張るぞっていう気になります。
よろしくお願いします~(^^ゞ。

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by piyopiyodesu | 2013-03-20 14:06 | ロードバイク ロング | Comments(14)