二日目の朝は5時に目覚めました。
何度かおしっこに起きたけど、10時間寝たので前日の疲れはほぼとれてたかな?
いや、結構残ってたか?
まぁ、そんなことはどうでもいいですね(^^ゞ。
シュラフの中で大福とどら焼きの朝食を食べて水を飲みました。
ペットボトルの水は凍ってはなかったけど、歩き始めたら霜柱ができていたから、外気温は氷点下だったようです。
5時半になったら外が明るくなってきたので出てみたら、こんな感じでした。
素晴らしい!今日も快晴だ~!(^^ゞ
急いで写真を撮って、撤収開始して6時に歩き始めました。
これは、八ヶ岳、富士山、南アルプス方面ですね。
ほんのりモルゲンロート(朝焼け)に染まる槍ヶ岳。
徐々に徐々に大槍が近づいてくる。
この写真だと、小槍、孫槍、ひ孫槍までわかりますね。
何度も書いてるけど、孫槍って言うなら小槍じゃなくて子槍だろうって思うんですけど、子槍じゃかっこ悪いからかな(^^ゞ。
子槍があるなら父槍はどれだ母槍はどれだってことになっても困るしってことで小槍になってるのかな(^^ゞ。
まっ、そんなことはどうでもいいんですけどね(^^ゞ。
寝てた時のままのウェアで歩き始めたらすぐに暑くなったので、安全な場所で脱ぎ脱ぎしました。
8時ピッタリに着いた(爆)。
おいっ、途中はどうした途中は!?
すみません、めんどくさくなっちゃって、思いっきり手抜きです(^^ゞ。
やったど~(^^ゞ。
いぇ~い(爆)。
登ってきた北鎌尾根を見下ろしたところ。
西鎌尾根と硫黄尾根と千丈沢。
西鎌尾根と槍ヶ岳山荘と笠ヶ岳。
笠ヶ岳もまだ登ったことがないので、いずれ登りたいと思っているんですけど、急登らしいから先延ばししています(^^ゞ。
しんどいこと嫌いだもんね(^^ゞ。
手前から大喰(おおばみ)岳、中岳、南岳、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳、3,000m以上の山が7座見える~(^^ゞ。
乗鞍岳も入れたら8座か(^^ゞ。
ジャンダルムも西穂高岳も焼岳も見えてるよ~ん(^^ゞ。
絶景かな絶景かな~(^^ゞ。
これは八ヶ岳、富士山、南アルプス、常念山脈、東鎌尾根、屏風岩、槍沢。
二日間とも最高のお天気で、素晴らしい登山ができました。
日頃の行いが善いといいことあるね(爆)。
初めて槍ヶ岳に登った日は雨でね、長い梯子を登って山頂に着いても、10mほど先にある祠が見えないぐらいの濃いガスで、周りの山なんてな~んにも見えなかったんですよ(>_<)。
まぁ、山ではよくあることですけどね。
「山へおいでよ~!」
山頂でゆっくり景色を堪能して、槍ヶ岳山荘まで下りてきました。
混んでてここで時間がかかるんじゃないかと心配してましたが、連休最終日は案外空いているみたいですね。
下山中、天狗原への分岐の辺りで、ワニになった右靴を引っかけて転んでしまいました。
下りで早足だったので、転倒を避けることができず、自分でも『やばい!』と思うような勢いで、便器ぐらいの大きさの岩を抱きかかえるような感じで前のめりにこけてしまいました。 ←なんで便器やねん!他にエエ例えはないんか!
洋式便器ですよ(^^ゞ。
右膝と右の胸の横辺りをぶつけたようでした。
右膝の傷は大したことなかったけど出血していたのでバンドエイドを貼りました。
右手に持っていたモンベルのカーボンのストックが折れてました。
膝も胸も今もまだ痛いですが、ランニングには支障なく走れてますから、かなり勢いよく岩にぶつかるように転んだのに、その程度の打撲で済んだのは、おそらく岩と体に挟まれたストックがしなって衝撃を吸収してくれたからではないかと思っています。
きっとそうでしょう。
そうでなければ肋骨の何本かが折れるかヒビが入ってもおかしくなかっただろうと思っています。
大切に使い続けてきたモンベルのカーボンストックが、最後にボクの体を守って昇天したのでしょう。
持ち帰って丁重に供養してやりました・・・・・な~んてわけなくて、ちょうど火曜日が燃えるゴミの日だったのでさっさと捨てました(爆)。
『今までありがとう!』って感謝はしましたけどね(^^ゞ。
そこから50mほど歩いて右靴に違和感を感じて見たら、ワニの口を縛っていた紐が切れて、靴底が完全に剥がれてました(>_<)。
あれま!
なんとかしなきゃ!って思って、ひとまず座って落ち着こうとした所に、こんなの↓が落ちてましてん!
ええ~、ええ~、何でこんな所にこんなモンが都合良く落ちとんや!
信じてもらえないでしょうね、ぴよぴよさん、ま~た口からでまかせ書いとるわ!って思うでしょうね。
それがね、ウソじゃないんですよ、ホンマにホンマ、座って補修方法を考えようとした、まさにその場所に、こんなテープが落ちてたんです。
ウソじゃないんです、本当なんです、信じてください、オレは潔白だ~(^^ゞ。
ゴミをたくさん拾った褒美に、山の神様がプレゼントしてくれたのかな~なんて思って、切れた紐をもう一度使おうと思って結んでつないでいたら、20代前半ぐらいの若くてかわいらしい女性が通りがかって、ボクは何にも言わないのにちらっと見ただけで全てを察して、リュックを下ろして、これら↓をくれました(@_@)。
若いのに素晴らしい!
女神様に見えたよ。
きっと大学の山岳部とかワンダーフォーゲル部とかに所属している方なんじゃないかな。
茶色いのはガムテープです。
これで帰れる~って喜んでいたら、すぐに40代前半ぐらいのご夫婦が通りがかって、ボクからは何も言わないのに、とても爽やかな感じの美人の奥さんが
「登山中じゃないけど私も剥がれたことがある。」
って言って細引きをくれたんですよ。
細引きったって、荷造り紐みたいな頼りないのじゃなくって、アウトドアショップで切り売りしてるような丈夫なナイロン製の紐です。
↓この黄色い紐です。
何度か紐が緩んで縛り直したり、テープが切れて貼り直したりはしましたが、問題なく歩けて無事に上高地まで帰ることができてバスにも余裕で間に合いました。
ちゃんと備えている方もいるんですね、当たり前だけど。
それに比べてオレのなんと備えの甘いことよ。
反省しました。
もしも二人の女神様の助けがなかったとしたら、どうなっていたか?
カメラのストラップ、シュラフやシュラフカバーのスタッフバッグの紐等、使えそうな物は全て使ってなんとかしただろうとは思います。
槍沢ロッヂでガムテープを売っていれば買うか、なければ少し分けてもらうか、紐を買うかしてなんとかなったとは思いますが(それなら槍ヶ岳山荘でそうすりゃ良かったんだよ!って話ですが、その時は上高地までもつだろうと思ってたんですよね(^^ゞ)、人の親切が身にしみる出来事でした。
二人の女神様、ありがとうございました。
黄色い紐は少しけば立っているぐらいでまだまだ使える状態だったので、洗濯して、切れてしまったリュックの紐の代わりに使います。
いざと言う時のために、少し長めにしました。
いただいたけど使わなかったテープやタイラップは、今後は山には必ず携行して、困っている人を見かけたら役に立ててもらおうと思います。
情けは人の為ならず、巡り巡って自分に戻ってきますよね。
次の山行きまでに、他にもあれば役に立ちそうな物を揃えておこうと考え中です。
こんなのがあると役に立つよ!っていうのがあれば、ぜひコメント欄に書いて教えてください。この黄色い紐を見る度に今回の出来事を思い出して、自分への戒めになるし、困っている人に親切にしようと思うし、タバコを吸う人にも少し寛容な気持ちに・・・・ならねぇな(^^ゞ、なるわけねぇだよ(^^ゞ。
ガーミン935は、上高地まであと1時間ぐらいの所でバッテリーが切れました。
なかなか優秀です。
何かコメント書いてね~(^^ゞ。
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