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槍ヶ岳北鎌尾根登山2017 3 北鎌沢出合~P11

 槍ヶ岳に登りに行く前に最後のゴーヤをとって、これで今年のゴーヤも終わりだな、たった一粒の種からたくさん食べられて良かったって思ったのですが、昨日(12日)、また新しく小さなゴーヤができているのに気付きました。


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暖かい日が続いたもんね、これから季節相応の気温に下がるみたいだけど、なんとか食べられるぐらいの大きさまで育ってくれると嬉しいなぁ(^^ゞ。

昨日は朝食前にジョギングして、朝食を食べているうちに小雨が降ってきちゃったので、バイクは外では乗らずに3本ローラーを1時間やって、夕方には雨が止んでいたので、ビルドアップで10km走りました。
その後、いつものようにゴミ拾いしながら歩いて帰ったのですが、土手に白いゴミが落ちていると思って近づいたら、こんなんでした(^^ゞ。

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食べたらハッピーな気分になれそうです(^^ゞ。

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 さて、続きです(^^ゞ。

北鎌沢から上をみたところです。
右がP7で、左が天狗の腰掛と呼ばれるP8だと思うのですが、正しいかどうかはわかりません(^^ゞ。

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少し登ると、本流の左俣と殆ど水がない右俣に分岐するので、右へ行きます。
前日の土曜日にかなり雨が降ったようなので、右俣にも流れがありました。

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つまずいて転びそうになった時に、ふと見たら、右の靴がワニになってました(>_<)。
つまずいた時に引っ掛けてワニになったのか?ワニになってたからつまずいたのかわかりませんが、これはマズイです(>_<)。
ボクはモンベルの登山靴を愛用していますが、今回はたまたま息子用に買ったアシックスの登山靴を履いて来ていました。
この件については最後に書くつもりですが、アシックスの方が軽いので、軽量化のつもりでこっちを選んだのでした。
息子とは足のサイズが同じなので、ボクもたまに使ったことがあって、富士山にも鳥取県の大山にも登ったことがあるんです。
まさかこんな日にこんな所でワニになるとは思わなんだ(>_<)。

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左もちょっとあやしい感じでした。

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まだくっついている踵部分まで剥がれちゃうと歩けなくなってしまうので、なんとか応急処置をしなければと思ったのですが、恥ずかしながらこんなことになるなんて思ってないし、自分自身も、身近な仲間内でも、こんなワニになった話は聞いたことがなかったので、こういうことに対する用意をな~んにも持っていませんでした。

しょうがないので、リュックの口を絞る紐を抜いて縛りました。
結果を先に書くと、何度か緩んで縛り直しはしましたが、槍の肩から下山中の天狗原分岐辺りで切れるまで、これでなんとか歩けました。

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かなり登って、下を見下ろしたところ。
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上を見たら、北鎌沢のコルが見える辺り。

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右俣の水の流れが無くなる前に、1.5Lほど水を持ちました。
次に確実に水があるのは槍ヶ岳山荘ですから、そこまでの分です。
その後、一旦水の流れは無くなりましたが、前日の雨のせいか、また流れがありました。

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少ないけどこんな目印があることもある(^^ゞ。
最上部付近まで来ると踏み跡は幾つかあって、どれを選ぶかはロシアンルーレットみたいで(^^ゞ、楽に早く登れる踏み跡と、ズルズル滑ってしんどくて時間がかかる踏み跡と、その中間ぐらいの踏み跡があったりします(^^ゞ。

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北鎌沢出合から2時間近くかかって、14:35にやっとこさ北鎌沢のコルに着きました。
途中でワニになった靴の補修をしたり水をくんだりしたから、こんなもんかな。
ここがP7とP8の間らしいです(^^ゞ。
テントが三つぐらい張れるぐらいの広さがあります。

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やった~、ようやく北鎌尾根まで登ってきたど~(^^ゞ。
ここから先も登りは続くけど、北鎌沢みたいな単調な登りではなくて変化があるのであまり苦にならないです。

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標高が低いうちは低木があったりして展望はあまりよくないですが、ちょっと開けた場所や小ピークに出ると周囲が見渡せました。
これは北鎌尾根の下の方で、P3~5辺りかな。
奥に見えている山頂が白っぽい山は燕岳ですね。

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暗くなるまでにできるだけ大槍に近づいておきたかったけど、急ぐことなく安全一番で歩き続けました。
雷鳥の番がいました。
踏み跡のすぐそばにいたので、驚かしたら悪いと思ってしばらく写真を撮りながら移動してくれるのを待っていたのですが、全く道を譲ってくれないもんだから(^^ゞ、

「ごめんよ~、おっちゃん急いでるからちょっと通してね~、何にもしないからね~。」

って言いながら通してもらいました(^^ゞ。

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P10の独標まで来ました。

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独標は右(西)の千丈沢側をトラバースする人が多いのかな、明瞭な踏み跡があります。
独標の上に立ちたければ、迂回してから南側から登り返せば比較的安全にピークに行けると思います。
思いますですからね、ホンマに安全かどうかは各自の判断にお任せします(^^ゞ。

トラバースコースは入り口と出口が危ないです。
入り口は足元が切れ落ちてるので要注意です。
出口は、オーバーハングした岩が出っ張ってるので、かなり身を屈めて低くしないとヘルメットやリュックが当たって落ちそうになります(^^ゞ。
どちらも落ちたらたぶんかなり痛いです(爆)。
↓これは入り口です。
出口の写真は撮るの忘れちゃった。

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トラバースの踏み跡は明瞭です。

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独標を過ぎたら、おおおおっ、遂にこの景色~(^^ゞ。

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セルフ撮影用の一脚で撮ってます(^^ゞ。

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北鎌尾根の下の方を見たところ。
どれが何番目のピークなのかわかりませんが、そんなことはどうでもいいよね(^^ゞ。
山頂に立てばいいんだわさ(^^ゞ。

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この辺で17:00をちょっと過ぎた頃だったかな、ボチボチ今夜の幕営地を決めなければいけません。
東鎌尾根の向こう側に、前穂高岳、奥穂高岳が見えました。
贅沢な眺めだよね~(^^ゞ。


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夕焼けモードで撮ったので暗いですが、実際はまだ明るかったです。
ストロボを使えば良かったんだけど、ストロボ内蔵ではないカメラで、リュックからストロボを取り出すのが面倒で使いませんでした。

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独標の次のピーク、たぶんP11だと思うんですけど、ツエルトが一つ張れるぐらいの平らな場所があったので、そこに決めました。
ここまで来ておけば、明日は2時間か、遅くても3時間あれば山頂に立って、最終のバスに間に合うでしょう。
これでタクシー代6,000円払わずに済むな(^^ゞ。

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カメラにトラブルがあって使えなくなり、槍ヶ岳山荘まで下りてトラブルを解決するまでは、一番いい所なのにスマホのカメラしか使えませんでした(^^ゞ。
面倒なのでトラブルについては書きませんが、事前に点検しておかないといけませんね(^^ゞ。

↓これは翌朝に撮ったのですが、こんな素敵な場所でテント泊できるのも北鎌尾根登山の魅力の一つだと思っています。
風呂無しトイレ無し食事無しの無いないづくしでも、高級ホテルのスィートルームよりもここのテント泊の方がええな(^^ゞ。
誰かが払ってくれるならもちろんスィートルームに泊まるけどね(爆)。

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幕営に適した場所の周囲には、たいていティッシュペーパーが落ちてるんですけど(^^ゞ、水に溶けずに長く残るティッシュではなく、トイレットペーパーを使いましょう。
ボクは残り少なくなったトイレットペーパーの芯を抜いたのを持っていきます。

汚れた食器は洗わず、トイレットペーパーで拭いてゴミとして持ち帰りますし、拭かないこともあります(^^ゞ。
拭かないことの方が多いかな(^^ゞ。
滅多に拭かないな(^^ゞ。
前回使ったままだったりすることもあるな(爆)。

小さなアルミ鍋一つでラーメンを作って食べてコーヒーも飲むので、油が浮いてちょっと変わった味のコーヒーになるけど気にしません(^^ゞ。
山でなら何でもうまい!のです(^^ゞ。
当たり前だけど、歯磨きはするけど歯磨きペーストは使いません。

山小屋の洗い場の隅に、食べかすが溜まっているのを見たことあるでしょ?
ああいうのは見たくないですよね。
食器を嘗め回すまでしなくていいけどさ、しっかりかき集めてきれいに全部食べて、それでも残ったのをトイレットペーパーで拭き取ってから洗えばあんなことにはならないのにね。
綺麗に拭き取れば洗う必要もないけどね。

ウチの嫁さんがそうなんですよ。
カレーを作ったら、しっかりかき集めたらもう一杯食べられそうなぐらいに鍋に残っているのに、流しにおいて水を入れてふやかしちゃうんです。
炊飯器の釜は、ご飯粒がまだたくさん残っているのに水を入れちゃうから、ふやけたご飯粒が3倍ぐらいの大きさになって釜の底に溜まってるんですよ。
もうちょっときれいにさらえて食えよ!って思うんですけど、怖くて言えません(^^ゞ。

『さらえる』なんて言葉、今の日本で通じるのかな?
みんなわかる?

ウチでは食器洗いはボクの担当なので、食器は食洗器で洗うけど、食洗器に入らないそのふやけたカレーがドロドロになった鍋を洗うのはボクの仕事なんですよ。
自宅なら浄化槽があるけど、山小屋の流しにはそんなもん無いもんね、できるだけ水を汚さないようにしたいよね、だって、下流で沢の水を飲むよね?
なんだか当たり前のことを偉そうに書いちゃったけど、ボクはいつもそういうことを心掛けています。

どら焼きと大福の夕食を食べたらもうすることないので、7時には寝ました。
北鎌尾根の稜線上でもAUが繋がってFBができたのには驚きました(^^ゞ。
以前はAUは山ではさっぱり役立たずだったのに。

夜中に寒くて目が覚めたので(^^ゞ、ズボンの下にフリースのタイツを履いて、上はユニクロのダウンジャケットを着て、さらにバーサライトの上下を着たら寒くありませんでした。
イスカのエアーマットを使っているのですが、4月に涸沢で使った時から徐々に空気が抜けることに気付いていたんですけど、そのまま何の対策もしないで持ってきたら、やっぱりぺったんこになってました(^^ゞ。
中にスポンジが入っていて、空気が抜けても完全にはぺったんこにはならないってのが売りだったはずなのに、もう何年も使っているからしょうがないですね。
ぺったんこだと地面の冷たさがモロに伝わってくるので、空気を吹き込んでぺったんこになる前に寝てしまいました(^^ゞ。

GARMINの記録では、この日25km移動して4,441C消費したようです。
ロングのトライアスロンに比べたら大したことないな(^^ゞ。

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水俣乗越から幕営地までの経路です。

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なかなか良いトレーニングになったのではないかいな~(^^ゞ。


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by piyopiyodesu | 2017-10-13 14:24 | 登山 | Comments(0)  

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