7月24日月曜日、昼休みにジムのトレミで軽く走っておこうと思って行きかけたのですが、寸でのところで第4月曜日は休館日だということを思い出しました(^^ゞ。
遂に学習しました!
でも、自分の記憶に自信がなかったので、ネットで調べて間違いなく休館日だと確認しました。
あやふやな学習能力だこと。
外は暑過ぎるので、今日は休息日にしました。
さて、続きです。
楽しい楽しいバイクの後は、これまた楽しくておもしろい、だけどしんどい(^^ゞランが待ってます。
降車ラインの手前でバイクシューズから足を抜いておいて、シューズはペダルに残して裸足で降車しました。
ラックにバイクを掛けて、トランジションバッグ置き場まで移動したら、ヘルメットと重ね履きしていたパッドが厚いレーパンを脱いで、ワセリンを塗っておいた5本指ソックスとランシューズを履きました。
ランシューズは今回はアシックスのターサージールを使いました。
ターサージールでフルマラソンを走るのは初めてでしたが、使い慣れたミズノ製と比べて、な~んの気付きもありませんでした(爆)。
これは悪口じゃないですからね、ミズノもアシックスもボクにとっては猫に小判?ちょっと違うな、まぁ甲乙つけがたい優れたシューズで、ボクには性能差は判断できません。
フィーリングの違いは感じますけど、どちらが速く走れるか?なんてことは、マラソンだけを走ってみないとわかりませんね(^^ゞ。(たぶん、マラソンだけ走ってもわからないと思う、どっちが好きかってことはあると思うけど)
ボクレベルのへっぽこトライアスリートが、ロングトライアスロンのヘロヘロヨボヨボマラソンを走るにはどれも一緒ってことです(^^ゞ。
フラスコを2個付けられるフラスコベルトに、1個だけフラスコを付けておいたのを腰に巻いて走り始めました。
往路で飲み切って、境港の折り返しにあるエイドのスペシャルドリンクにフラスコを1個預けておいたので、復路では預けておいたフラスコを飲みながらゴールを目指すようにしました。
フラスコの中身は、あれやこれや入れ過ぎて不味くて飲めなかったり、重くて殆ど飲まずに捨ててしまった過去の苦い(下手な)経験から、シンプルにしました。
100kcalぐらいのカフェイン入りジェル3本を経口補水液で少し薄めてBCAAを足しました。
BCAAって筋肉のエネルギー源になる唯一のアミノ酸で、効くって言われていますが、効いてる!ってのを実感できた試しがないです(^^ゞ。
ホンマに効いとんか?っていつも思います。
効いてるんなら最後までしっかり走らせろよな、効いてぇヘンからいつも後半で失速するんちゃうんか?ってBCAAに八つ当たりしてもしょうがないんですけど、皆さん効きますか?
量が足らへんのやろか?と思って濃くすると不味くて飲めませんね(>_<)。
そんなのに頼らずに自分の体を鍛えろって話ですけど、もちろん体も鍛えますよ、できる範囲で鍛えますけどね、それプラス飲むだけで楽して速くなったら嬉しいやんね~(^^ゞ。
濃くし過ぎて不味くて飲めなかった苦い(不味い)経験から、今回は薄めにしてみました(^^ゞ。
空腹感を感じ始めたらエイドの直前でちょっと飲んで、やっぱり不味いからスイカを食べてお口直しするっていう感じで計画通り、往路で1個分、復路でも1個分飲み切りました。
ちょっと足らなくて飲み切った後に空腹感を感じ始めた時は、1/3ぐらいに切ってあるバナナを一つ手に持って、一口づつ食べながら次のエイドまで走りました。
ペースが遅いから脂肪がメインエネルギーで、バナナの糖質は脂肪を燃やすための種火だから、口に入れて甘みを感じたら空腹感は消えました。
初皆生の昨年は、前半にちょっとペースを上げ過ぎたと思ったので、今年は抑え気味に走りました。
米子の市街地を抜けるまでは信号が多いので、赤信号での停止もこれが皆生だよね~と思って気にせず(^^ゞ、ボクシングでラウンド間の1分でできるだけ疲労を抜いて回復するように努めるみたいに、建物の影があれば影で休み、電柱の細長い影しかなければ張り込みの刑事のようにその影にぴったり入って休み(^^ゞ、適当な腰掛けるところでもあれば腰掛けたりもたれかかったりして、せっかくの赤信号を休憩時間と思って大いに利用させてもらいました。
早く青になれ~なんてぜ~んぜん思いませんでした(^^ゞ。
信号に着く寸前に青に変わったりしたら、不機嫌になるぐらい(^^ゞ。
「こらぁ、お前~、さっきのヤツらは休ませたくせに、オレには休むなって言うんか~!お前ぇ、信号のくせに人を見て判断する気か~。」
なんてブツブツ言いながら、しょうがないから走りましたよ(^^ゞ。
ボクは知らなかったのですが、バイクと同じようにランでも上位の選手は赤信号でも優先して通してもらえるのかと思っていたのですが、違うんですね。
たとえトップの選手でもランでは信号をきっちり守るんだそうです。
公平でいいね!
赤信号で何度も止まろうが、速い選手は速いし、それなりの選手はそれなりですね(^^ゞ。
境港に向かう往路はけっこう強い向かい風が吹いていて、時には走るのに抵抗になるぐらいの強風が吹くこともあったけど、涼しくて良かったです。
すれ違う復路の選手がみんな追い風に背中を押されてビュンビュン走っているように見えたので、オレも復路になったらあんな風にビュンビュン走れるはずだから、折り返しまでもうちょっとの辛抱だと思って、同じぐらいのペースで走っている選手にぴったり着いて、粘り強く境港まで走ったのですが、ビュンビュン走っていた選手たちは追い風の影響ももちろんあったのだろうけど、追い風の助けを借りなくてもビュンビュン走れるような上位の選手だったみたいで、ボクは折り返した後も相変わらずノロノロヨボヨボな走りでした(^^ゞ。
ありゃっ、折り返したけど思ったほど追い風強くないし、なんでや?向かい風っぽい風が吹いとるがな、どないなっとんや???っていう感じでした(^^ゞ。
ちょうどハーフの21kmを走ったところで、時刻は3時51分だったかな。
7時スタートだったから、目標にしていたサブ11を達成するためには、後半のハーフを2時間8分で走ればいいんだなってことはわかったんですけど、信号もあるし、ちょっと厳しいなぁって思いました。
それでも去年の11時間8分台の記録更新はなんとかイケルんちゃうか?って思ったんですけど、世の中そんなに甘くないですね~(>_<)。
折り返したら少しだけペースアップする計画で、予定通りに上げたつもりで走っているんだけど、ガーミンのラップタイムは上がるどころか落ちてるぐらいで、あ~疲労してるんだなぁ、やっぱりBCAA効かヘンやん!って思ってもどうしようもないので、とにかく休まずに走り続けようと思ってず~っと下ばっかり見て走っていました。
ふと道路標識の柱が目に入って、ギリギリのところで手を出してぶつかるのを回避できましたが、やばかった(^^ゞ。
ホンマにやばかった(>_<)。
手が出てなかったら思い切りぶつかってオデコから流血しながら走らなあかんところだった。
まだ走れたらいいけど、道路標識にぶつかって救急車で病院に運ばれてDNFなんてことになってたら、かっこ悪くて立ち直れないところでした(^^ゞ。
30km地点ぐらいかなぁ、完全にフラットなランコースなんですけど、道路が立体交差になっているせいで唯一の坂(っていうほどでもないんだけど)があって、そこを米子市側に降りたところにエイドがあったんですけど、そこの折りたたみ椅子にrunrunrunさんが死んだように目を閉じて座っているのに気付きました。
誠に失礼ながら、彼女を見た瞬間の印象を正直に書くと、
「あっ、こりゃアカンな、バラモンキングの時のオレと一緒や、熱中症かな?ここでリタイヤやな。」
って思いました。
名前で呼びかけたら目を開けてくれたので、手をとりあって、何ぞ気の利いた励ましの言葉でも言わなきゃって思っても、「がんばれ」なんてとても言えるような状態ではなさそうでした。
もう十分頑張ってるのに、これ以上頑張れなんて無茶なこと言われヘンがな。
「どうしたの~?きっついよね~。ここまでよくがんばったよねぇ、まぁねぇ、こんな日もあるよ、無理しないでね。それじゃ行くね。」
と言って走り始めました。
その日の深夜に目が覚めた時に速報を見たら、なんと!彼女は完走してました(@_@)。
すげぇ~!
オレならDNFやな(^^ゞ。
女は強い(^^ゞ。
あの死にそうな状態から残り30km走れるもんか?
翌日に話したら、歩いたり走ったりしながら、赤信号では座ったり、交通整理の方にもたれかかったりして休みながら執念でゴールを目指したそうです。
30kmは長いよ~(@_@)。
バラキンで、まだまだ十分な時間が残っていたのにさっさとDNFを決めてしまった自分が恥ずかしいです。
その時はそれが最良の選択肢だと思ったのだけれど、果たしてそうだったのか?ただ苦しいことから逃げたかっただけじゃないのか?ってずっと考え続けています。
たけちんさんが、どんなに頑張っても一つ足らない完走メダルのことを書かれていましたが、たけちんさんとはレベルが違うけどまさにその通り。
昨年の佐渡で大勢の方々に迷惑をかけてしまったので、そんな状態になってしまう前に自分の意志でリタイヤしようと思ったのだけど、その考え方は決して間違いではないと思うんだけど、ちょっと甘えさせていただいて、迷惑を掛けてしまうことになってでも時間が許す限り完走を目指していても良かったんじゃないかな・・・・なんて、言うことがコロコロ変わって節操ないんですけど、いろいろ考えさせられるとても刺激的な出来事でした。
runrunrunさん、完走おめでとうございました!
完走を諦めない貴女の執念を見習いたいと思います。
去年のこの選手と言い、ロングにはいろんなドラマが生まれますね。
それからしばらくして、ボクにも来た~っていう感じでまた嘔吐しそうになってガクンとペースが落ちました。
疲労困憊っていう感じで、ちょっとだけ歩こうよっていう弱い自分と、いやいや歩いたらアカン、どんなに遅くても走らなアカンっていう強い自分のせめぎ合い。
エア嘔吐をきっかけに一度歩き始めたら、もう後はなし崩し的に歩く時間の方が長くなって、あ~、終わったなっていう感じでした。
走らなきゃ走らなきゃって思ってももうクタクタで足が出ない。
よし、次の信号まで歩いて、あそこから走ろうと思って走り始めても、長くは続かずまた歩いてしまう。
あ~、相変わらず根性無しやな~。
ずっと俯いて走って(歩いて)いて気付かなかったのだけど、ふと顔を上げたら、雄大な大山が目に入りました。
山頂にはガスがかかっていたけど、まるで絵葉書みたいにくっきりと美しい大山が見えました。
あ~、この辺りの人達は毎日こんな風に大山を見てるんやな~、エエとこやなぁ、よっしゃ、オレも大山に向かって帰ろうって思って相変わらず走ったり歩いたりだったけど、少しづつゴールに近づきました。
『40km地点』と書かれた表示を過ぎて、かなり走ったからもう1kmちょっとかなぁって思ったら、『あと2km』の表示があってがっかり(^^ゞ。
え~、ウソやろ~『40km地点』からまだ195mしか走ってないってことはないやろ~(>_<)。
あ~、思い出した、去年もこの表示でがっかりさせられたんだった~(^^ゞ。
もしも、受け狙いでわざとあんなデタラメな表示を出しているのだとしたら、やっぱりおもろいがな皆生~!
ゴールの陸上競技場の直前にある赤信号で止まりました。
何人か止まっていました。
去年はここで悪知恵を働かせてダッシュしたなぁって思い出しました。
あんなことしたから今年は罰が当たったのかなぁ(^^ゞ。
今年はダッシュで抜け出す元気はもう全く残ってなくて、だけど、フィニッシュする時は前後に他の選手がいない方がいいので、信号待ちの選手の中で最後尾になるように競技場に入りました(^^ゞ。
去年とエライ違いや(^^ゞ。
10kmごとのタイムを昨年と比べてみると、こんなんでした。
昨年 今年
~10km 1:01:14 1:02:03
~20km 0:59:30 0:58:15
~30km 1:06:19 1:08:00
~40km 1:10:12 1:28:00
前半を抑え気味に走ったつもりだったけど、30kmまでは殆ど同じやったんや!
30km以後の落ち込みが酷いな。
去年は最後の10kmで何度か歩いたので、今年は歩かなければ去年の記録を短縮することは簡単とは言わないけど、まぁそう難しいことではないだろうと思っていたのですが、何が何が、甘かったな~。
でもまぁ、楽しかったからエエかな(^^ゞ。
結局いつもここに落ち着くな(^^ゞ。
昨年の記録を更新するどころか、26分も遅かったけど、これがボクの実力です。
一生懸命走ったので、満足しています。
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