総社吉備路マラソン大会参戦記 その2
スタートから10kmまでは、ほぼ予定通りのペースで走ることができました。
やや体が重い感じがしたけれど、徐々に軽くなってくるはずだと信じて走っていました。
11km 4:58
12km 4:48
13km 4:50
14km 5:28 ここは上り坂だったのかな
15km 4:43
この5kmは平均で1km4分57秒で走っていました。
序盤の14kmを過ぎて少しペースを上げました。
左前頚骨筋のだるさはほぼ無くなり、身体が持久走モードにすっかり慣れて、走りが安定してきたように感じました。
16km 4:42
17km 4:49
18km 4:52
19km 4:45
20km 4:55
この5kmは平均で1km4分49秒で走っていました。
サブ200にはちょっと厳しいか。
走っている最中のボクは、ほぼ計画通りのペースで走れているぞ!いいぞいいぞ!と思っていました(^^ゞ。
21km辺りで下っ腹に張りを感じ始めました。
てっきり屁だと思ってひねり出そうとした瞬間、驚愕の事実に気付いてギリギリのところで思い止まりました。
タイヘンだ!
屁じゃない!
ミだ!
注)関西では屁と同じ穴から出てくる固形物、あるいは半固形物のことを親しみを込めて『ミ』と呼ぶことがあります(爆)
やばかった!
うっかりひねり出していたらマラソンどころではなかった。
サブ200も3.5もぶっ飛んでしまうところだった。
おかしいなぁ。
総社駅から会場まで歩いて移動する途中のコンビニのトイレで、出し尽くしたと思っていたのに・・・・。
このブログの過去の記事を読んでくださっている方はご存知だと思うのですが、ボクは大切なレースの前日には固形食を一切食べず、ウィダーゼリーやイオンのドリンクゼリー等か、ジュースにマルトデキストリンをたっぷり溶かしたドリンクを飲むだけです。
ヘビ並みに強力な消化能力を持つボクの胃腸は、食べたものをほぼ24時間後にはウン●に変えてしまうので、前日に固形食を食べなければ、当日朝に排便したらその後は一日ウン●の心配をしなくていいんです。
昨年のショートトライアスロンは3戦ともこの方法で無事に乗り切りました。
普段は、1日に少なくとも2~3回、多ければ4~5回の排便があるんです。
レース当日にこんなことになったらタイヘンですからね。
知り合いのお医者さんに、どうしてこんなに排便回数が多いのでしょう?と相談したら、歳をとれば誰でもそうなりますって言われるんだけど、周囲でそんな人に会ったことないです(>_<)。
オレだけやん!
今回も前日は固形食を食べなかったのに、どうして?
少しだけ残っていたんだなぁ。
この厄介者に「大ちゃん」と名前をつけました。
まだ20km以上残っているのに、大ちゃんはおとなしくしてくれているだろうか?
最初の仮設トイレを見送った。
おっ、大ちゃんがちょっと引っ込んだような気がするぞ。
もしかしたらこのまま最後まで走れるんじゃないか?
次のトイレも見送った。
このトイレはコースから少し離れていたので、行きたくなかった。
多少のタイムロスがあっても、さっさと大ちゃんと別れて身軽になって気分一新走るのが得か?大ちゃんを溜め込んだまま悶々としながら走るのが得か?
酸欠の頭であれこれ思考しながら走る。
その間も尻はキュッっと締めている。
まだ大丈夫やな。
大ちゃん、このままおとなしくしていてくれよ!
ところが・・・・。
うっ!
イカン!
大ちゃんが下がってきた(>_<)。
これはマズイんじゃないか?
若い頃は第1波、第2波、第3波までぐらいの攻撃に耐えることができたのに、50歳近くなるともー全然ダメである。
第1波攻撃で簡単に落城してしまう。
体中の括約筋という括約筋がゆるゆるにゆるんでしまっていて、全く活躍してくれない。
下手なシャレを言ってる場合ではないのだ。
マズイ、マズイ、マズイ、こりはマジでマズイ!
緊急警報発令!緊急警報発令!
頭の中で赤色灯が猛烈な勢いでグールグル回ってサイレンが鳴り響いている。
どうしよう?
民家に駆け込んでトイレを借りるか?
次のトイレはどこだ?
間に合わなかった時の悲惨なシーンが走馬灯のように頭の中に浮かんでは消え、消えてはまた浮かぶ。
ピッチピチのCW-Xがしっかり受け止めて漏らすことはあるまい?
だけど臭いは?
汁は垂れるよな?
ネッチャネッチャして気持ち悪いだろうな(>_<)。
周囲のランナーが皆幸せそうに見える。
今世界中で一番不幸なのはきっとオレだ!
祈るような気持ちで肛門括約筋に全神経を集中して締めて走っていたら、右手に小さな公園があった。
公園前のコース脇にいたボランティアスタッフと思しき方に、恥も外聞もなく
「トイレはありますか?」
と大声で尋ねたら、
「ありますよ。」
と応えてくれた。
CW-Xタイツの紐をほどいてヘソまで出しながら、真っ先に目に飛び込んできた障害がある方用の広いトイレに駆け込んだ。
やったー!
間に合ったー!
しかし、鍵が、鍵が閉まらん!
緊張がとけた括約筋はすでに半開、もう大ちゃんが産まれかかっているというのに鍵が閉まらん!
ガチャガチャやってもフックが引っ掛からない!
泣きそうになる(T_T)。
もうええ、誰かに見られたら見られた時のことよ!
だけど、オレはいいけど見ちゃった人がかわいそう!と思った瞬間、ガチャっと締まった。
大ちゃんをひねり出す。
拭かなくってもいいや!と思ったが、流石にそれは文明人としての尊厳に係るので1回だけ拭いてすぐに立ち上がった(^^ゞ。
ドアを開けて外へ出かけた時に、驚愕の事実に気付いた。
「大ちゃんがもう一人いる!」
もう一度ドアを閉めて鍵を・・・鍵が閉まらん!
ガチャガチャやってもフックが引っ掛からない!
また泣きそうになる(T_T)。
もうええ、誰かに見られたら見られた時のことよ!
だけど、オレはいいけど見ちゃった人がかわいそう!と思った瞬間、ガチャっと締まった。
2人目の大ちゃんをひねり出す。
拭かなくってもいいや!と思ったが、流石にそれは文明人としての尊厳に係るので1回だけ拭いてすぐに立ち上がった。
3人目がいないことを確かめて、すぐにトイレを出た。
あ~スッキリしたぁ。
約2分のロスか?
よーしここから追い上げるぞ~。
ところが、ウェアのおさまりが悪い。
下着のパンツの上にCW-Xタイツを履いて、その上にCW-Xのトップスを重ねて、その上に娘のお古の短パンを重ねて、その上に「臨時漕会」のチームジャージを重ねて、さらにその上にキャメルバックのフラスコ付きベルトを巻いていたから、走りながらタイツと短パンの紐も結ばないといけないし、なかなか走りに集中できない。
ボクはお腹が冷えるとすぐにゲーリー君がやってくる体質なので、ちゃんとポンポンをしまっておかないといけないのだ。
やっとお腹がしまえたと思ったら、胸のナンバーカードの右側が完全に破れてヒラヒラしているではないか。
しばらく手で押さえて走っていたが、鬱陶しくてしょうがないので、とってしまって折りたたんで手に持って走ることにした。
大切な計測チップが貼り付けてあるナンバーカードだから、落としちゃうと記録無しになってしまう。
オールスポーツのカメラマンらしきでかいレンズのカメラを持った人の前では、ナンバーカードを胸の前で広げて走った。
後で自分の写真を探す時に、ナンバーがわからないと探しようがないからね。
続く・・・・・。
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by piyopiyodesu | 2014-02-26 08:01 | ランニング | Comments(21)
さすが、エンターテイナー ネタふり“大ちゃん”とぴよぴよさんの最強タッグ
良くぞその危機をのり越えられましたね〜
あっぱれです\(^o^)/
タイヘンだったんですよ~!
次をお待ちしております(≧∇≦)
そのせいでアワイチのAve.は向こうが断然速いですが、
所要時間は私といい勝負なんです v(・ω・○)v
もしかしてぴよぴよさんの失速の原因は、
いつもと違う筋肉に力が入って
普段とフォームが変わったからかもしれませんね〜 (☆>3<)♪
数学のテストなんかで計算どころではなくなったことが何度もあります。
こちらも病院で相談したことがあるんですけど体質だからある程度仕方がないみたいなことを言われました。
それにしてもこの緊急事態をよくぞ乗り切りましたね。これで大ちゃんが出尽くしていますように!
僕も練習の時たまにあります。
距離が短いので、家まで我慢するか、
公衆トイレに駆け込むか、どこかで借りるとか、
トイレに行ったのはいいが誰か入ってたらどうしょうとか、
紙が無かったらどうしょうとか、
走りながら限界まで迷いますよね。
あれは辛いです(^^;;
すみません(^-^)/
大ちゃんに爆笑してしまいました。
もう一度 すみません。\(^^)/
あまりにも面白いので…家族全員で楽しませて頂きました。
次を待ってますよ~(^^)
すみません。
面白いですね〜。
いつもオモシロイですけど、今回は特に強力!
いや、でも内容は私の去年のベルリンマラソンとそっくりでしたから、気持ちはよーーーーーくわかります。
私の大ちゃんは、我慢し過ぎてでもようやく入った汚い仮設トイレでは引っ込んでしまい、結局産まれず。笑
それにしても、それなのに3h34分は凄い。
次回は期待外れですからね(^^ゞ。
そうか!ランとは関係ない筋肉を使いすぎて失速したのか!
ボクはキャメルバックのハイドレーションバックパックにも、フラスコ用ベルトにも必ずポケットにティッシュペーパーと500円玉を入れています。
1回だけ、加古川の河川敷で役に立ちました(爆)。
限界まで我慢すればするほど、限界を超えてしまった時の余裕がなくなり慌てることになるので、潮時を見極める目が重要ですね(^^ゞ。
出物腫れ物ところ構わずと言いますから、しょうがないですね。
プロの選手はどうやってコントロールしているんでしょうね?
やっぱり前々日ぐらいから固形食を食べないか?
ひょっとしたら浣腸?
次はマラソン一色ですよ(^^ゞ。