チューブラータイヤ交換
もったいないけど交換することにしました。
まだ数100kmぐらいなら走れるんじゃないか?という未練がましい思いはあるにはあるのですが、
『タイヤは命を乗せている』
ので、回避可能なトラブルはできる限り事前に回避するべしということで決意いたした所存でございます(^^ゞ。
新しく使うタイヤはこれまでと同じです。
ちょっと耐久性に問題ありのような気がしないでもないですが、今度はブレーキングに注意して、少なくとも2000kmは働いてもらおうと思います。
スペアタイヤとして、ツール缶に入れて常時携行していたタイヤを使うことにします。
これにはパンク防止シーラント剤NOTUBESを予め入れて携行していました。
そして、箱から出したばかりの新しいタイヤにNOTUBESを注入して、スペアタイヤとして携行します。
古い方から使わないとね。
タイヤの中に注入したNOTUBESは時間経過とともに硬化するらしいので、タイヤの製造年月日じゃなくて、NOTUBESの古い方(早く注入した方)から使うべきだと考えます。
と言っても、数ヶ月程度で硬化してしまって効果を発揮できなくなるってことはないでしょうけどね。
あるショップの店員さんは、スペアタイヤに予めシーラント剤を入れておくと、バルブ内で固まって空気が入れられなくなることがあるとおっしゃってましたが、他のシーラント剤は使ったことがないので何とも言えませんが、NOTUBESとボクのタイヤ交換サイクルの組み合わせであればそんな心配ないと思っています。
NOTUBESのパンク防止効果についてはこちらをご覧ください(^^ゞ。
この実験以後、NOTUBESの効果については絶大なる信頼を寄せているところであります。
裂けちゃったらどうしようもないですが、小穴程度は塞いでくれるものと確信しています。
重量を計ってみました。
タイヤに215gとデカデカと書いてあるだけのことはありますね。
折りたたんでペッタンコの状態ではNOTUBESが入りにくく溢れてくるので、前もって空気を入れて膨らましておいた方がいいです。
もちろんNOTUBESを注入する前には空気は抜けるのですが、タイヤの折りたたみクセをとっておいた方が注入しやすいのです。
こんな小さな工具で、バルブコアを外します。
TUFOとコンチネンタルはバルブコアが外せるこのタイプです。
NOTUBESです。
ラベルの写真は伊達じゃないです(と思います)。
小麦粉を水で溶いた時みたいにダマになりやすいので、使用前によく振って撹拌しておきます。
付属のカップに適量とり、医療関係者である友人からもらった注射器で計量して注入しました。
写真では25ccとっていますが、実際に注入したのは20ccです。
ロードバイクのタイヤサイズなら30ccが適量らしいのですが、上述のパンク実験後にタイヤ内部を観察した経験から、20ccで十分ではないかと思い、前回までは30cc注入していたのを今回は20ccにしてみました。
NOTUBESをケチっているわけじゃなくて、せっかく軽いタイヤなので重量増を最小限に抑えたいだけなんです。
ケチじゃないんですよケチじゃ!
NOTUBESを注入したら、空気を少し入れてタイヤを膨らまして、タイヤ全体に行き渡るように回転させておきます。
その後、小さく折りたたんでツール缶に入れたら新しいスペアタイヤの準備は終了です。
ズル剥けた古いタイヤをホイールから外します。
強力な両面テープでくっつけてあるので、ちょっと力が要ります。
コツは、片側だけから剥がそうとするのではなく、片側が少し剥がれてきたら、その反対側からも剥がすんです。
タイヤにしがみついて離れようとしない往生際の悪いS3ですが、フェイントには弱いんです(^^ゞ。
1箇所剥がせたらあとは簡単です。
タイヤをしっかり掴んで力任せにベリベリ剥がしていきます。
この時、なぜかいつも思い浮かぶのは、時代劇で見たあるシーンです。
悪代官がいやがる腰元の帯を無理矢理ほどくシーンです。
「よいではないかよいではないか~。ぶははははは~」
「あれぇ、なんと御無体な~。」
「ワシに逆らえるとでも思っておるのか~、観念するのじゃ~、ぶはははは~」
帯を解かれて独楽のように回る腰元。
こんなシーンです(爆)。
願望かな?
リムに両面テープのカスが残ることがありますが、ボロ布で擦ればすぐ取れます。
きれいにしたリムにミヤタのチューブラーテープを貼ります。
バルブの穴から貼り始めて1周します。
強く圧接する必要はありません。
タイヤを装着すればその圧力でしっかり圧接されるので、軽~く貼ればいいのです。
リム幅とテープ幅はピッタリ一致するので、難しい作業ではありません。
1周貼り終えたらテープを切って、台紙(紙じゃないけどね)を数cm剥がして、折り曲げて出しておきます。
ズル剥けた古いタイヤから延長バルブを外して、新しいタイヤにしっかり着けます。
これを忘れてホイールにくっ付けてしまうと、空気が入れられないだけでなく、ひどい自己嫌悪に陥ることになるでしょう(^^ゞ。
さすがにその経験はありません。
ホイールのバルブ穴にタイヤのバルブを挿入したら、そこを起点にタイヤをリムにはめ込んでいきます。
ちょっと力が要りますが、クリンチャータイヤのミシュランPro3をクリンチャーホイールにはめるよりずっと簡単です。
タイヤがリムのセンターにくるように調整します。
さらに少し空気を入れた状態で回転させてみて、センター位置を調整します。
この作業が一番難しいかもしれませんね。
難しいってことはないんですけど、どこで妥協するか、どこで満足するかですね。
あんまり完璧を追求し過ぎると、センター出しに何時間もかかっちゃったり・・・・・なんてことはねぇな(^^ゞ。
タイヤ位置が決定したら、出しておいたテープの台紙を引っ張り抜きます。
台紙は丈夫なので途中で切れて残ってしまうってことはないと思いますが、念のためにあまり強引に引っ張らずに、ソロリソロリと引いた方がいいでしょう。
それでも切れてしまった時に備えて、テープのもう一方の端の台紙も出してあるので、そちらから引っ張れば残ってしまうってことはないと思います。
空気をしっかり入れたら完了です。
走行中にパンクしてタイヤ交換することになっても、慣れていれば10分か15分もあれば完了するでしょう。
携帯ポンプで空気を入れるのにあと5分かかるかな。
クリンチャータイヤを使っていたほんの半年ほどの間に何度もパンクしたボクは、もうクリンチャーには戻れません。
カンパニョーロのシャマルウルトラ+パナレーサーのR-Air+ミシュランPro3raceの乗り心地の硬さには閉口していました。
舗装が荒れた道を走るとバイクが分解してフロントフォークが折れるのではないか?と心配になるぐらいのひどい振動が伝わってきたものです。
それが、今のホイール+チューブラータイヤではもの凄くソフトな乗り心地で、長距離を走った時の疲労が違うと思います。
ホイールもタイヤも軽くてよく回るし(銘柄によるでしょうが)、パンクしないし(NOTUBESの使用が前提)、スペアタイヤがちょっと嵩張る以外に欠点はないように思います。
どうですか、チューブラータイヤって思っていたほど面倒じゃないでしょ!
ぜひ一度試してみてくださいね。
悪代官になって腰元の帯をほどく疑似体験ができますよ~(^^ゞ。
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by piyopiyodesu | 2012-12-06 08:52 | ロードバイク | Comments(4)
タイヤって ズル剥けるのね?!( ; ; ) 思わずタイヤを見に行きました。(^^;;
舗装が荒れている場所でロックさせたら大根おろすみたいな感じ?(^^ゞ。
S3Lightに満足していたのですが、最近はレース用にもっと軽いタイヤを使っています。
でもS3タイヤは耐久性もあるしパンクもしにくいし軽いし、いいタイヤですよね。
今後もよろしくお願いしますね(^^ゞ