4日で四国1周1000km その4

前回の続きです。

2012年9月22日、高知県黒潮町の道の駅「ビオスおおがた」を5時過ぎに出発しました。

まだ真っ暗な国道56号線を走っていると、徐々に東の空が白み始め、四万十市(旧中村市)の四万十川を渡る頃にはこんな朝焼けを見ることができました。

c0236857_15381972.jpg


四国のもう一つの大河「吉野川」には、カヤック(カヌー)で川下りや瀬遊びをするため50回以上も通ったボクですが、四万十川には行ったことがなかったんです。

激流の吉野川に比べて穏やかな流れの四万十川にあまり興味が無かったのと、遠過ぎるというのが理由でした。

その遠過ぎる四万十川まで自転車で走って来たことに感激しましたね。

c0236857_7494941.jpg


昨夜、もっと走ることができたのに黒潮町までにしたのは、こういう景色に期待していたからなんです。
折角初めて四万十川に対面するのだから、真っ暗な中で通り過ぎてしまうのはもったいないと思ったんですね。

この朝焼けを見て、今日も1日いい天気だと思ったのですが、そうではなかったのです。

四万十川を渡ったらすぐに左折して、「足摺サニーロード」という表示のある国道321号線を足摺岬方面に走りました。

朝焼けを赤く映す四万十川を見ながら下り基調の快適な道をどんどん走って行くと、昨日の出来事なんか忘れてしまうようでした。

やがて、足摺半島が見えてきました。

c0236857_744293.jpg


足摺半島の先端の足摺岬に行くには3本のルートがあるようです。

東海岸から時計回りに進むルート。
西海岸から反時計まわりに進むルート。
そして、半島の中央の山岳ルートです。

足摺岬まで行ってから観光案内の方に尋ねたら、東海岸ルートが最も走りやすくて楽ということだったのですが、何も知らないものだから中央の山岳ルートに進んでしまいました。

「足摺岬」の道路表示に従って走って行くと、自然とこのルートになるんですよ。
きつい登りのクネクネ道なんだけど、舗装はきれいで道幅も広く、クルマで走る分には何の問題もないんだけど、重い荷物を積んだ自転車にはきつかった(>_<)。

六甲山の登りよりずーっときつかったと思う。

途中にこんな地図がありました。
うわっ、まだ8kmもある!
よっぽど引き返そうかと思ったけど、最後には下りになるはずと思って登り続けました。

c0236857_7444087.jpg


この道はね、夜になると出るそうですよ!

何が出る?

何が出るって、アレですよアレ。

アレって何?

う~ん、見てはいけないモノと言うか、実体のないモノと言うか・・・・アレですよ!

夜に一人では走らない方がいいらしいです。
たしかにそんな雰囲気のある道でしたね。

昨夜、黒潮町で泊まったのは、ここを明るいうちに走りたかったってこともあったんです、実は(^^ゞ。

だって、ボクは霊感なんて全然ないけど、ヘンなモノ見たくないもんねー(>_<)。

四国最南端の足摺岬に着きました。

c0236857_7445059.jpg


中濱萬次郎さんです。

c0236857_745127.jpg


実は彼がどんな人物かあんまり(全然)知らなかったのですが(本当に日本史をとっていたのか?)、ここの説明書きを読んでよくわかりました(爆)。

c0236857_7451221.jpg


足摺岬灯台。

c0236857_7452242.jpg


c0236857_7453177.jpg


c0236857_745501.jpg


岬の周辺を散策する間、観光案内所のおじさんに頼んで、スマホとデジカメの充電をさせてもらいました。

今日は、本来なら300km走って松山まで行く予定でした。
ところが、昨日のトラブルのせいで、最初の2日間で500km走るつもりだったのが420kmしか走れていません。

最終日は多少のトラブルが起きても対処できる余裕が欲しかったので、今日のうちに380km走ってなんとか松山まで進んでおきたいと思っていました。

松山から高松までは200kmなので、早朝に出発すれば、余裕をもって高松に着くだろうと思っていました。

足摺岬を後にして、足摺サニーロード(国道321号線)を宿毛市方面に向かって行くと、叶崎という場所がありました。
「日本の道百選」なんてのがあるんですね。
知らなかった。

c0236857_746448.jpg


c0236857_7461632.jpg


宿毛市を過ぎて愛媛県愛南町に入った辺りから雨が降ってきたので、合羽代わりのモンベルのウィンドブレーカーを着ました。

宇和島市内を走っていたら立派な鳥居があったけど、落ち着いて写真を撮る余裕はありませんでした。
早く松山まで行かねば。

c0236857_7425274.jpg


国道56号線を宇和島市から西予市に向かって行くと、西予市まであと10kmの表示があってからトンネルの連続になりました。

古くて狭いトンネルでも、たいていはどちらか片側には自転車がなんとか走れる程度の歩道がありますよね。

トンネルの入り口から出口が見えているような短いトンネルなら、歩道が無い方の側でもそのまま一気に突っ切ってしまいますが、出口が見えないトンネルの場合は、できるだけ歩道がある側に渡って歩道を走るようにしています。
危ないですからね。

両側に歩道を設けるべきだと思うんですけどねー。
どうして片側にしか歩道を造らないんでしょうねー。
国民の命より建設費削減の方が大事だったのかなぁ。

ところが、この西伊市の手前に八つあったトンネルは、歩道がどちら側にもない怖い怖いトンネルでした。
殺人トンネルだなあれは。

雨は降り続いていました。
大雨でもないけど小雨でもないという降り方でした。

モンベルのウィンドブレーカーはとてもコンパクトで軽いし、撥水性が高いので少々の雨なら十分合羽の代わりになるのですが、徐々に染み込んできた水と汗で、全身びしょ濡れになってしまった。

トンネル内は気温が高く風が無いしずっと登りだったので、暑いぐらいだったのですが、最後の長いトンネルを出ると長い下りになって、一気に体温が奪われました。

寒い寒い!

震えるぐらいの寒さでした。

このままではいかん、走るどころか熱が出てしまう。
どこかで合羽を買おうと思いながら坂を下って行くと、なんとラッキーなことにすぐにホームセンターダイキがありました。

ここで上下の合羽を買ってすぐに着ました。
ウェアは濡れたままだけど、風を遮ってくれるので寒さを感じなくなりました。

こういう時に、どうせ1日しか使わないのだからと言ってあんまり安すぎる合羽を買うと、1日もたずに破れてしまったりして後悔することが多いのではないかと思います。(経験あり(>_<))。

高級品でなくてもいいけど、そこそこのヤツを買っておけば、また役に立つことがあるかもしれません。
そう思って、1980円のを買わずに2980円の、透湿性がある方を買いました(^^ゞ。

この値段で透湿性なんて眉唾物ですけどね(^^ゞ。

袖と裾が風でばたつかないように、丈夫な輪ゴムを買って何箇所かをきっちり抑えました。

c0236857_743411.jpg


ホイール内に大量の水が入ったようで、走るとじゃぶんじゃぶん音がしていました。
荷物にはビニールの袋を被せていたのですが、底を覆ってなかったので、底から水が入ったようで、中はびしょびしょになってました。(マヌケ)

テントで読もうと思って持ってきた文庫本が水を吸って倍ぐらいの厚さになり、ずっしり重かったです(ToT)。
そんなもの捨てれば良かったんだけど、大好きな藤沢周平さんの本だったから捨てられなかったんですよね。

今、部屋で乾かしています(^^ゞ。

できればサイクルウェアをどこかで洗濯するつもりでいたので、その間だけ着るつもりで短パンとTシャツも持っていましたが、それもびしょびしょでした。
荷物が1kgぐらい重くなっていたと思う(>_<)。

すっかり暗くなった中を、予讃線に沿った県道25号線を八幡浜市に向かいました。

c0236857_7431928.jpg


八幡浜市のコンビニで休憩した後、佐田岬半島の先端を目指して佐田岬メロディーライン(国道197号線)を走り始めました。

走り始めて間もなく、三崎港(佐田岬半島の先端近くにある港)まで36kmの表示!
え~、36kmもあるの~(>_<)。
なんちゅう長い半島やねん。

往復で72kmか、厳しいなあと思って正直ちょっと迷ったけど、行かなかったら絶対後悔するに決まってると思って、じゃぶじゃぶ音を立てながら走り続けました。

この道はねー、それほど急坂ってわけじゃないんだけど、そこそこの坂を登ってトンネル過ぎて下って、登ってトンネル過ぎて下って・・・・・これの連続で、周りの景色でも見えたら飽きないんでしょうが、真っ暗で何にも見えないので退屈で退屈で、キツネに化かされて同じ所をグルグル回ってるんじゃねえのか?と思うぐらいでした。

10時すぎにようやく、九州と四国を結ぶ国道フェリーの乗り場に着きました。

c0236857_7432958.jpg


明るい時間帯なら佐田岬半島の最も先端にまで行って、できれば九州を見ようと思っていたので、フェリー乗り場の方にどんな道かを尋ねてみました。

クルマでも30分はかかる。
登り下りが激しくてクネクネ曲がっていて明かりはない。

これを聞いて行くのは止めました。
こんな時間にそんな所で転倒でもしてバイクが壊れたり怪我でもしたら、そっちの方が後悔することになるだろうと思い、写真を撮ったらさっさと来た道を戻りました。

c0236857_743394.jpg


合羽のお陰で体は寒くなくなったけど、びちょ濡れの手袋を履いた手から体温が奪われて寒いと思うようになったので、八幡浜市のコンビニで炊事用の厚手のビニール手袋を買いました。
コンビニに着いた時には、日付が変わって23日になっていました。

じっとしていると寒かったので、カップラーメンを食べた。

体が冷えたせいか下痢になってしまい、さあ出発しようと思ったらトイレに行きたくなり、今度こそ出発しようと思ったらまたトイレに行きたくなって、なかなかコンビニから離れられませんでした。

こんなびしょ濡れでは寝袋で寝られないし、道の駅もない。
明日も雨かもしれないから、今夜は夜通し走ってとにかく松山まで行こうと思い、378号線を走り続けました。

左側には海があるはずなんだけど、時折波の音が聞こえるだけで、海なんだか川なんだか陸地なんだか全くわからない中を相変わらずじゃぶんじゃぶん音を立てて重くなったホイールで走り続けました。

松山まであと20kmぐらいの所に、ちょっとした峠がありました。
そこをダンシングで登っている時に、体は動かしているんだけど頭は寝ている状態になってしまったんですよ。
ほんの一瞬だと思うんですけど、ふと気付くと意識が遠のいているっていうことが何度かありました。

自転車の居眠り運転なんて初めてです(>_<)。

これは危険だ。
こんな状態で下り始めたら絶対寝てしまって事故になる。
どこかで仮眠しよう。

どこか雨がかからない場所はないかと思いながら登っていくと、ちょうど峠の頂上に自動販売機があり、屋根に覆われていました。

そこに着くや否や、バイクを寝かせて倒れるように横になりました。
スマホのアラームを7分後にセットすることは忘れませんでした。

なぜ7分なの?
自分でもよくわからないけど、5分じゃ短いし10分じゃ長いと思ったんでしょうねぇ(^^ゞ。

7分寝たら眠気はなくなり、しっかり再出発できました。

続く・・・(^^ゞ。

動画です。



ポチっとしていただけたら嬉しいです(^^ゞ。

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

by piyopiyodesu | 2012-09-28 07:46 | ロードバイク ロング | Comments(4)  

Commented by おばさん at 2012-09-28 20:24 x
夜…雨中走行…私には…絶対…無理(ーー;)
Commented by a-elf at 2012-09-28 23:55
私なら確実に体壊してます。
走り続けられるっていうのは凄すぎる!
Commented by ぴよぴよ at 2012-09-29 00:22 x
おねえさん、必要に迫られればなんとかなりますよ。
交通量は少なくなるのでライトさえ明るければなんとかなるもんです。
Commented by ぴよぴよ at 2012-09-29 00:24 x
コギコギさん、4日目も雨かもしれないと思ったので、走れるうちに少しでも高松に近付いておこうと思ったんですね。
眠い以外は体は案外大丈夫でした。

<< 4日で四国1周1000km その5 4日で四国1周1000km その3 >>