未経験の距離に挑戦してみた その1
一日の走行距離200km以上を7度経験したボクは、当然の成り行きのように300km走ってみたいと思うようになりました。
時速25km平均で走るとして、ノンストップでも12時間はかかります。
休憩時間や赤信号での停車時間を加えると14時間はかかりそうです。
しかし、それは机上の計算であって、まだ経験したことのない300kmという長距離を、果して走り切ることができるのかどうか?
それはやってみないとわかりません。
これまでの経験からいうと、200km走った後でさらに100kmというのは、そんなに無謀な距離とは思いませんでした。
いつもと同じような平均時速24~25kmぐらいのペースであれば、よほどのことがなければ走り切る自信はありました。
疲れたらペースを落とせば済むことだと思いました。
とは言っても、体力的には可能であっても、何と言ってもやっぱり未経験な距離ですから、膝が痛くなってペダリングができなくなるかもしれないし、思わぬところが痛くなって走れなくなる可能性は否定できません。
最悪の場合はタクシーで最寄りの駅まで行って電車で帰ってもいいし、どこかでバイクを預かってもらって自分だけ帰宅して、後日車で取りに行ってもいいし・・・・・なーんてことはこれっぽっちも考えませんでした(^^ゞ。
200kmが余裕で走れるのに300kmが走れないわけないじゃん!と思って行ってきました(爆)。
怖いのはパンクだけ(^^ゞ。
何しろパンク大魔王候補ですからね。
往復300kmの目的地として選んだのは鳥取砂丘です。
目的地までのおおよその距離を調べるのに、いつも利用しているのがこのサイトです。
http://www.navitime.co.jp/
交通手段に自転車を選択すると、かなり正確な距離がわかります。
これによると加古川市北部の我が家から鳥取砂丘までは片道146km。
往復しても300kmに届かないので、砂丘からさらに西へ走って白兎海岸まで行ってみようと考えていました。
白兎海岸というのは「因幡の白ウサギ」の舞台と言われている海岸です。
春分の日を過ぎて、鳥取地方の気温が14度まで上がるとの予報だったので、22日の木曜日に決行しました。
加古川から鳥取砂丘へ行くコースは2本あります。
細かい道を入れたらもっとあるかもしれませんが、ボクが良く知っているのは2本です。
一つは、先日コギコギさん、ykさん、おねえさんと一緒に走った国道373号線です。
佐用町から岡山県を経由して鳥取県の智頭町に続く道です。
もう一つは国道29号線です。
姫路から宍粟市を経て鳥取県の若桜町へ続く道です。
さて、どっちを行こうか?
373号線は、岡山県と鳥取県の県境に志戸坂峠があるのですが、この峠には一車線だけど高速道路並みの広く新しい道ができていて、長い直線のトンネルをいくつも通過しなければならないので、楽チンだけど面白みに欠けるんです。
29号線は、兵庫県と鳥取県の県境にある戸倉峠が難関で、クルマでドライブするにはワインディングが楽しいでしょうが、ロードバイクで走るとなると遠慮したいぐらいの標高差を登らなければなりません。
さあ、どっちにしよう?
こういう場合にボクの判定基準になるのは、より大きな達成感が得られるのはどっちか?ということです。
もちろん戸倉峠を越える29号線です。
これで決まりました。
できるだけ暗い中を走りたくなかったので、5時半に出発しました。
14時間かかるとしても、かなり日が長くなってきているから、なんとか明るいうちに姫路までは戻ってこられるだろう。
姫路からは走り慣れた道だから、暗くなっても大丈夫。
まずは姫路に向かいました。
走り始めて間もなく、明るくなってきた。
姫路からは29号線をひたすら北へ走った。
多少のアップダウンはあるけれど、基本的に県境まではずっと登りだ。
手足の末端が冷えやすいボクは、冬の間はずっと靴下と手袋内にミニカイロを貼って走っていたが、この日は気温が14度まで上がる予報だったので貼らなかった。
そうしたら、朝方の気温は6度ぐらいだったので、指先と爪先が冷たくて我慢できなくなり、山崎町の手前にあるコンビニでカイロを買った。
18日に200km、20日に150km走った疲れはすっかり取れたつもりでいたが、走り始めるとなんとなく体が重く感じられて、いつもよりペースが遅いような気がした。
波賀町の道の駅を過ぎて、ついに戸倉峠にさしかかった。
道の両側にはまだたくさんの雪が残っていた。
戸倉峠の兵庫県側は、鳥取県側に比べるとまだ傾斜はゆるやかだが、長い長い上り坂が延々と続くように感じられた。
やがて、峠の最高地点、分水嶺にある新戸倉トンネルが見えた。
やった!この先は殆ど下りだ!
ヘッドライトとテールライトのスイッチを入れてトンネルを通過した。
新戸倉トンネルを過ぎて鳥取県に入ると、傾斜が急な上にタイトなコーナーが多いので、もったいないなあと思いながらもノーブレーキで下るには危険過ぎるので、ブレーキをかけて
スピードを調整しながら下った。
若桜町の道の駅に着いた。
ここで最初の休憩。
ここまで110kmで、平均時速24.68km。
やっぱり疲れが残っているせいか、あるいは登りがきつかったせいか、いつもより遅い。
甘い缶コーヒーとパンと、ぜんざいも食べた。
湯気も出ないぬるーいぜんざいだった。
そこから鳥取市街までは、若干の逆風だったがゆるい下りが続いたので、ほぼ時速30km以上で巡航。
やがて、鳥取砂丘の道路案内が目に着くようになってきた。
正午前に、砂丘到着~。
ここまで146kmで、平均時速は25.4km。
どんより曇って雨が降り出しそうな風が吹いていた。
白兎海岸まで行くのはやめて、すぐに帰ることにした。
砂丘に行ったらいつも写真を撮るんですけど、これって何?
20世紀梨のソフトクリームを食べるのを楽しみにしていたが、冷たい風に汗が冷やされて寒かったので、食べる気にならなかった。
残念!
写真を撮ったらトイレに行ってすぐに帰路についた。
砂丘滞在時間は25分。
後半へ続く~。
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by piyopiyodesu | 2012-03-23 23:29 | ロードバイク ロング | Comments(4)
後編待ってます(^O^)
動画もいいですね、カメラはどんなものをご使用ですか。差し支えが無ければ教えてください。
動画を撮るカメラはハンドルに固定するので、振動に強いカメラでないと画像がブレブレになってしまいます。
レンズが伸び縮みするようなカメラより、レンズがほぼ固定式のカメラの方が振動に強いようです。
動画と戸倉峠の写真を(走りながら)撮ったのは、fujifilmのfinepix z33wpという3m防水の安いカメラです。
砂丘の写真はもう少し画質がいいリコーのCX-5を使いました。